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スラックスは完成された「永遠のクラシカル」

京都の北部、舞鶴市に本社を置くセレクトショップ「WOODY HOUSE」ネットスタッフの小林です。

うららかな春の始まりはあっという間で、一瞬のうちに桜が散り、徐々に初夏の足音が近づいていますね。
4月頭には花びらが舞っていた桜の木も、黄緑色の若葉が芽吹いて暖かな風が流れていきます。


晴れた休日に訪れた、日本三景天橋立を一望できる
「天橋立ビューランド」からの眺め。
空と海の境目の曖昧さが、青いだけにブルージー。


厳しい冬を超えてようやく待ちに待った春夏になると、木々の葉っぱがサワサワと音を鳴らすリズムと共にワンピースにスカートといった風に揺らめくお洋服が着たくなります。


それでもパンツスタイルは年中無休のベーシック。


春夏には爽やかさ満点で、秋冬だって期待を裏切らない、年中着られて頼れるデニムもいいけれどなんだか飽きてしまった。

カジュアルなだけじゃなくて、どこか品よく履けるパンツは無いだろうか。

品よく履けるパンツは何枚あってもよくて、春夏なんかはシンプルなTシャツにも、ロゴが映えるはっきりとした色合いのTシャツなんかを合わせてもいい。
白シャツにローファーなんかの革靴を合わせてとことんマニッシュに仕上げるのだっていい。
メンズレディース関係なく永遠のベーシックなスタイリングを楽しめる。

そこで私はTHE SHINZONE(ザ シンゾーン)のCHRYSLER PANTS(クライスラーパンツ)というものを見つけてしまいました。


THE SHINZONE(ザ シンゾーン)
CHRYSLER PANTS(クライスラーパンツ)

しっかりとセンタープレスが効いた、どこか古風で懐かしい雰囲気のある一本。
ノスタルジックな雰囲気を感じるのは、昔からスーツなどのフォーマルウェアでよく見られるデザインである、「センタープレス」を取り入れていることが要素としてあるようです。

近年様々なブランドでレディースのカジュアルウェアとして広く取り入れられているセンタープレスのパンツ。

かちっとした印象だからこそ、そのままテーラードジャケットと合わせるだけでなく、カジュアルなアイテムと合わせてあえてルーズな印象にしても洒落ています。


セットアップで合わせられる同ブランドの
CHRYSLER JACKET(クライスラージャケット)。
ドレスアイテムをカジュアルダウンさせたスタイリング。

「昔っぽいのに、今っぽい」、最近の若者言葉でいうと「エモい」とも言えるノスタルジックさがこのパンツの魅力かもしれません。

THE SHINZONE(ザ シンゾーン)のコンセプトとは


THE SHINZONE(ザ シンゾーン)は東京発のブランドで、コンセプトは「デニムにあう上品なカジュアルを提案すること」。
東海岸のアイビーやフレッピーをベースに、旬なベーシックアイテムを現代のムードでブラッシュアップした上品なリアルクローズを提案しています。

程よくワイドなシルエットで、イージーさとの絶妙なバランス感がコンセプトにもあるように西海岸のラフでこなれたリラクシングさを彷彿させます。
(冒頭の写真にあった天橋立も、どこか西海岸のように海街らしい解放感がありますね)

センタープレスのパンツのといえば、なんといってもタテのラインが強調されるので脚長・美脚効果があるのが嬉しいポイント。
ハイウエストでもなく、ローウエストでもなく至ってレギュラーな股上だからいい意味でオーソドックス。

身長156cmの私もクライスラーパンツのグレーを持っていますが裾上げして履いているので、割と高身長の方もしっかりと長い丈で穿いていただけるかと思います。

もちろん150cm台の身長の方も、ウエストサイズによっては裾上げすること無く穿いていただけます。

とにかく一本あれば流行に左右されにくいアイテムであるにもかかわらず、着こなし次第で今らしい雰囲気が出るパンツなのです。

こんな着こなしを妄想してしまう

ブラックやブラウンなどのベーシックなカラーで、色違いで持てば間違いなく長くワードローブの中で愛せる名品。
(個人的に白いドレスシャツやブルーのストライプが効いたシャツと合わせて着たい・・・!)


クリーンな着こなしを叶える爽やかなホワイトも。

ブラウスやシャツと合わせてクリーンな着こなしを楽しむのももちろん、スウェットやTシャツといったカジュアルの王道的アイテムと合わせても。

足元はスニーカーでカジュアルに着こなしてもいいし、レザーシューズと合わせてとことんクラシカルにしても。
ハイヒールと合わせたら都会的でレディな雰囲気だって楽しめます。

考えるだけでワクワクしてきました。

「永遠のクラシカル」の本質的な意味


フレアでもなくテーパードでもなく細くもない、至ってベーシックの真ん中に存在する「頼れる相棒」になり得る「クライスラーパンツ」。

オールシーズンポリエステル100%で、履ける薄くもなく厚くもない絶妙な生地感もこのパンツの魅力です。


クライスラーパンツの生地感。
落ち感があって品の良い、さらりとしたポリエステル100%生地。


ウエストのツータックはお腹周りにゆとりがあるだけでなく、カモフラージュしてくれる効果もあるそう。


平置きだけで作りの良さが伺えるディテール。

ウエスト部分の内側に白い布が配置されたマーベルト仕立てで、細部への作りの良さだって伺えます。

白い布は「マーベルト仕様」。
スーツによく見られるディテールで、
滑り止め目的だけでなくデザイン的にも◎

普遍的なスタイルを作るベーシックなアイテムだからこそ、丈夫で長く愛せるってとても素敵だと思います。

これを私は「永遠のクラシカル」と呼びたい。

たとえ自分が穿かなくなっても、フリマアプリや家族、友人なんかに譲って次の人に着てもらう、セコハン(セカンドハンド)にしてもいいと思います。

セカンドハンドの概念はヨーロッパでは当たり前として存在していて、フランスのパリなんかでは街中に着なくなった衣類回収ボックスがあるといいます。

回収された衣類たちは仕分けされ、使えるものは古着として再販、使えないものは建築材などにリサイクルされるそうです。
(それに加えて2022年からは世界初の「衣類廃棄禁止令」というものが施行されました)


そんな風に、自分だけでなく次に手にする誰かにも長く愛してもらえる可能性があるアイテムをこの春お迎えしてみませんか。


長いお話ですが、最後まで読んで下さりありがとうございます。
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