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【エンジニアのひとりごと】問題を解決する考察 #20

こんにちは!
ワークスアイディ株式会社 キャンスタ編集部
RPAエンジニアの、りっさんです!

ITに関連する話題や、支援で訪問するお客様先で思うことをつらつらと、
ひとりごと的に行なう20回目。

今回は、「問題を解決する考察」です。

お客様からご質問をいただいた際、自身では目的(ゴール)と手段(アプローチ)の確認後、仮説を立てて検証して進めていますが、そもそもの「問題を解決する考察」について、対象が様々あるため少々抽象的な内容にはなりますが、個人的な見解を記載します!

1.ゴールを定めること

問題を解決する考察」で最重要事項は、「ゴールを定めること」です。
意外かもしれませんが、「何がゴールか曖昧なまま」であることが多く、「現在困っているものごとを解消することがゴール」になってしまってはいないでしょうか。

「現在困っているものごとを解消する」ことはもちろん大事ですが、ポイントは「その先にある本来のゴールに繋がっているかどうか」です。

これが実に厄介なポイントで、そうであろうがなかろうが次の困っているものごとは発生しますし、いずれも「現状で困っているものごと」には間違いないため、「本来のゴールである理想に繋がるための困っているものごと」なのか、「その場限りで困っているものごと」なのかを正確に判断することは、「ゴールを定めること」をしていない限り難しいためです。

この「ゴールを定めること」を見誤って目の前の困っている部分のみを解消したとしても、実はしばらく順調に進行していきます。
ただし実際は「根本的な問題が解決できていないまま」になっていることが多く、ひとつ、またひとつと問題が発生していくにつれ、まるで歯車が少しずつかみ合わなくなるように「その場の問題を解消する積み重ね」が繰り返され、最終的には本来の目的とは異なった結果に繋がってしまうことがあります。

「想定していたよりも結果が伴わない」と結論付けた場合、採用した手段は修正しなければならないでしょうが、「ゴールを定めること」についても振り返って結論を出す必要があるでしょう。

「ゴールを定める」際に確認しておきたいポイントは、「そもそものゴール」から逆算した上での「中長期的なゴール」、その前提となる「短期的なゴール」をそれぞれ理解、把握、共有することです。
この前提の上で、その中からまずは「短期的なゴール」に向けて進行し、問題が発生すればその後の「中長期的なゴール」に繋がるように解決していくことが重要です。

2.アプローチを検討すること

問題を解決する考察」の際、「ゴールを定めること」の次に検討するポイントは、「アプローチを検討すること」です。

基本的には「最も理想とするアプローチ方法」、「現実的なアプローチ方法」、「最低限のアプローチ方法」を考案しておき、その中から検討、選択することが一般的でしょうか。

アプローチ方法は重要ですが、常に「最も理想とするアプローチ方法」が選択可能とは限りません。
例えば「定めたゴール」内での「中長期的なゴール」、「短期的なゴール」に繋がるアプローチとして、ゴール実現に向けた手段が最適なのか、準備や仮設検証、実装までの期間が十分なのか、携わる人員の対応力が備わっているのか、人材の過不足はないか、予算は適切であるのか等、様々な要素が絡み合ってきます。
そうなると、ひとつのパターンではつまづいた際にカバーができないため、いくつかのパターンを考案、選定しておく必要があります。

落としどころとしては「現実的なアプローチ方法」になりますが、その延長線上にある最終的な「理想とするアプローチ方法への第1歩」という位置付けを想定しておくよう、可能な限り広い視野で検討しておくべきです。

3.仮説を立てて実行、検証すること

「アプローチを検討すること」ができれば、あとは「仮説を立てて実行、検証すること」で、発生した問題に対しての適切な対処が可能になります。

この際、「現在のアプローチ方法がそもそも適切なのか」等の考え方で検証することも重要です。
なるべく誰にでも可能な方法はないのか、別の手段であれば可能ではないか、この課題に紐づくその他の事象があるのか…等です。

属人化してでも解決しなければならない重要な問題である場合も、そもそも該当事項が必要なのかどうかを疑うことも検討しておくと良いでしょう。
譲れないことは「結果」であって「アプローチ方法」ではない、という考えでいると、意外とこだわらなくても良い場合もあります。

あとは「定めたゴール」に向けて、アプローチ、仮説、検証を繰り返していき、「短期的なゴール」を経て「中長期的な理想とするゴール」に向けて進めていきます。


「考え方のイメージ」なため抽象的な内容になってしまいましたが、失敗も財産となって次に活かすことができるのではと考えている、そんな今日、この頃です。

以上、キャンスタ編集部 RPAエンジニア りっさんでした!

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