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グスタフ・クリムト #1

グスタフ・クリムト / Gustav Klimt(オーストリア、1862-1918)

グスタフ・クリムトは帝政オーストリアの画家。女性の裸体、妊婦、セックスなど、赤裸々で官能的なテーマを描くクリムトの作品は、甘美で妖艶なエロスと同時に、常に死の香りが感じられる(若い娘の遺体を描いた作品もある)。また、「ファム・ファタル」(宿命の女)というのも多用されたテーマである。『接吻』に代表される、いわゆる「黄金の時代」の作品には金箔が多用され、絢爛な雰囲気を醸し出している。

クリムトは、同時代の多くの芸術家同様、日本や東アジアの文化の影響を強く受けている。日本文化への深い傾倒は、甲冑や能面などの美術工芸品を含むプライベートコレクションからも明らかで、1900年分離派会館で開かれたジャポニズム展は、分離派とジャポニズムの接近を象徴するイベントであった。特に浮世絵や琳派の影響は、クリムトの諸作品の基調あるいは細部の随所に顕著に見て取れる。

クリムトはかなりの数の風景画も残している。殊にアッター湖付近の風景を好んで描いた。正四角形のカンバスを愛用し、平面的、装飾的でありながら静穏で、同時にどことなく不安感をもたらすものである。

Wikipedia

Fabel

【制作年】1883年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ウィーン・ミュージアム
【サイズ】83.5 × 116 cm

Portrait of Marie Breunig

【制作年】1894年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】個人蔵
【サイズ】

Seated Young Girl

【制作年】1894年
【技法】油彩、木
【所蔵】レオポルド美術館
【サイズ】14 × 9.6 cm

カルロスに扮する宮廷役者ヨーゼフ・レヴィンスキーの肖像

【制作年】1895年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館
【サイズ】60 × 44 cm

紫色のスカーフの婦人

【制作年】1895年頃
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ウィーン美術史美術館
【サイズ】67 × 41 cm

Blind Man

【制作年】1896年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】レオポルド美術館
【サイズ】66 × 53.2 cm

ゾニア・クニップスの肖像

【制作年】1897 - 1898年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館
【サイズ】145 × 146 cm

ヘレーネ・クリムトの肖像

【制作年】1898年
【技法】油彩、厚紙
【所蔵】ベルン美術館
【サイズ】59.7 × 49.9 cm

雨後(鶏のいるザンクト・アガータの庭)

【制作年】1898年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】ベルヴェデーレ宮殿オーストリア絵画館
【サイズ】80 × 40 cm

セレーナ・レーデラーの肖像

【制作年】1899年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】メトロポリタン美術館
【サイズ】190.8 × 85.4 cm

Tranquil Pond

【制作年】1899年
【技法】油彩、カンヴァス
【所蔵】レオポルド美術館
【サイズ】75.1 × 75.1 cm


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