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強すぎる数え歌【毎週ショートショートnote】

私が生まれた時、両親は母の実家に住んでいた。
母の実家は家族経営の会社をしていて、母も母の兄弟もそこで働いていた。母は結婚して一度は家を出たけれど通勤が大変になり、そう思っていた頃に妊娠したので、父と一緒に実家に住むことにしたらしい。実家と事務所は同じ敷地内だった。
母が働いている間、面倒を見てくれたのは祖母だった。祖母は良く手遊び歌や数え歌を私に教えてくれた。それは未だに歌うことが出来る。

一かけ 二かけて 三かけて
四かけて 五かけて 橋を架け

橋の欄干手を腰に
遥か向こうを眺むれば
十七、八の姉さんが
花と線香手に持って

もしもし姉さん
どこ行くの
私は九州鹿児島の
西郷隆盛娘です

明治十年三月三日
切腹なされた父親の
お墓参りに参ります

お墓の前で手を合わせ
南無阿弥陀仏で

死ぬのは誰だ~~っ!!

幼稚園に入る前から聞かされて一緒に歌っていた歌。全く疑問に思っていなかった。
でも検索したら最後の部分は違うものばかり。もしや祖母のオリジナル?

(410文字)


こんにちは。羽根宮です。
たらはかにさんの【毎週ショートショートnote】に参加します。
お題は「強すぎる数え歌」です。

数え歌の認識が違ったら申し訳ありません。

これは祖母と遊んでいた手遊びなのですが、検索すると「わらべ歌」とか「手遊び歌」とか出てきます。
歌詞はちょっとずつ違っていて、色々とバリエーションがあるようです。
この歌詞のおかげで、私は西郷隆盛の命日は三月三日なのだと思い込んでいましたが、全然関係ないみたいですね。驚いちゃいますね。とんだ罠です。

「死ぬのは誰だ~~っ!!」っていう歌詞は見つからなかったのですが、あるのかなあ。


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読んで下さってありがとうございます。
羽根宮でした。


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