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覚醒の瞬間まで

最近5kmランニングを習慣化しようとしている。
現在3日目で、今日出来たら4日目。
今日終わったら正真正銘の三日坊主となれる最大のチャンスである。
経験者や上級者からしたら毎日5kmなんてTOEIC400点くらいの難易度なんだろうが、15年の水泳経験から、水に対する愛や安心感が魚並みに成熟しており、陸上競技に対する苦手というか嫌悪意識が普通の5倍くらいある僕にとっては快挙だと言える。

とはいえ走るのはやっぱり嫌いだ。5kmだと大体25分くらい固いコンクリに足を強打させながら進むわけだが、悲鳴を上げているとは正にこの事であると思い知らされるほどに足が泣いている。足だけでなく、走っている時上半身にまで言語化できない謎の痛みが襲ってくる。多分あの痛みは走っている時限定で出現するレアキャラだ。できればレアキャラなままでいてほしいが、不覚にも自分から3日連続でこんばんはしているし、ちゃんと痛みとして出現してくる。

走るときには音楽も必須である。普段好きな音楽ではなく、どちらかというと応援的なメッセージが感じ取れるプレイリストを作成してチョイスしている。全部の曲がアスリートの本番前に聴かれた経験がありそうな曲たちで構成されているこのプレイリストが、僕のランニングに対する事の重大さを表している。

まあだらだらと「ランニングやりたくない」を遠回しに書いたが、
ランニングで得ることが出来るのは「自分に勝った」という自信である。

自信とは成功体験を積むことによって生まれると聞いた事がある。
僕の以前書いた文章を見てくださった方はわかるだろうが、僕は自分に自信が全くない。明確な成功体験を思い出そうとすると少々時間がかかるだろう。とにかく小さくてもよいので成功体験を積んで自信をつけることが僕の人生における宿題だと思った。

また、ランニングは「何kmを何分で走る」という具体的目標を立てて、実際に走ってみて、達成できるできないの結果を知り、また改善を試みる。
いわゆるPDCAサイクルだ、これは。
仕事に限らず、日常生活あらゆる場面に必要なPDCA。意識高い系を表す代表作品とまで言われてしまって久しいが、事実求められている力ではあると思うので、それを体系的に理解することが出来るランニングはおすすめである。

「覚醒とは、思考と経験の蓄積の上に起こるパズルだ。」
僕の大好きな漫画作品から引用させてもらったが、
いつかこのランニングにおける思考と経験が、自分の覚醒への第一歩となることを願って、自分に負けずに立ち向かっていきたい。

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