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大企業サラリーマンがベンチャーで仕事してみた話

私は大企業で働く新卒3年目のサラリーマンです。
そんな私が8月からプロボノという活動を通して、
ベンチャーの皆さんと働く機会を得ることができています。
具体的には、週に2回程度MTGをして、
そこで各自で1週間の成果を発表、議論し、
次のMTGまでの課題とTo  Doを共有するという流れです。
本格的にベンチャーの社員さんと仕事をしているので、
そこで大企業との文化の違いを感じたことを書こうと思います。
大企業からベンチャーに転職しようと考えている方にも、
参考にして頂ければ幸い
です。

常に走りながら考える

1番大きな違いは、スピードを重視し、走りながら考えるという部分です。
最近は、本業の方でも走りながら考えよう
と上司から言われることも多くなりましたが、
大体は計画を練ってから実行に移すという流れは変わっていなくて、
少し計画の精度が低くてもいいというくらいでした。

しかし、私が携わっているベンチャー企業はXR技術という
今どんどん進んでいる分野を扱っているだけあって、
遅れをとらないように、とにかく行動に移すことを大事にしています。
もちろん、予算と試してみる期間は区切り、
失敗したとしても痛手にならないようにはしています。

私自身、今でもスピード感についていくことで精一杯ですが、
PDCAを高速で回すことができるので学びは大きいです。

答えは誰も持っていない

新しいビジネスだから当たり前だと思われるかもしれませんが、
大企業の場合、新規ビジネスと名がつくものでも、
大体は上司には答えのイメージがついていて、
細かな部分を実務が詰めるという流れが多いと思います。
なぜなら、大企業では真の意味の新規はほとんどないからです。
新規と言いながら、既存ビジネスの応用でしかないため、
長年携わっている人達は大体答えが見えています。

しかし、私が今携わっているベンチャーの新規は本当の新規であるため、
誰もやったことがなく、社長ですら答えを持っていない状況です。
そのため、本当に良いプランを提案すれば、
私のプランでも採用されるというワクワク感があります。
また、実現したら世の中が少し変わるかもしれないのでやりがいもあります。

オープンマインドの意識が高い

大企業では基本的に決裁を上に上げていく文化があるため、
少し尖ったアイデアは通りにくいことが多いです。
また、マネジメントも年齢が上の方が多いため、
理解を得るまでに時間がかかり、
結局商機を逃してしまうことがあります。

その点、ベンチャーはマネジメントの階層が少なく、
社長も若いことが多いです。
また、ベンチャーは大企業にはできないことで勝つという方法もあるため、
あらゆる可能性についてオープンに考えてくれます。
私の場合は本業では形にすることが難しかったアイデアを
ベンチャー企業の活動で、認めてもらえたので嬉しかったです。

結局、大企業とベンチャーどちらがいいのか?

私の場合は、ありがたいことにどちらも経験できているので、
答えとしては今はどちらもやりたいです。
大企業の悪いところばかり前のパートで書いてしまいましたが、
大企業のメリットも感じています。

ビジネスの方法の基礎が学べる、
海外の企業と仕事ができる、
使える予算が大きい

という部分は大企業に軍配が上がります。

もし、自分がベンチャー企業から社会人生活を始めていたら、大企業で働く経験はなかなか出来ないのかなと思います。
大企業→ベンチャーの流れはあっても、その逆はスペシャリストじゃないと、成立しないと思います。
結論は、もし大企業からベンチャーに転職を考えているのなら、一度プロボノといった形でガッツリとベンチャーで働いてみるといいのかなと思います。

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