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デザインを考える

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自分なりのデザインについての考え方をまとめたマガジンです
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#ポエム

Slackでのデザインフィードバック

Slackでのデザインフィードバック

ある日、note, twitterともにフォローしていた坪田朋さんがこのようなツイートをしていました。

これは連絡するしかないと思い、速攻でDMを送りました。
快く引き受けてくださり、フィードバックもたくさんいただいております。

始めてから1週間ほど経ちましたので一旦noteにまとめてみようと思います。

坪田さんについてといっても、ご存知の方が多いかと思います。

Onedot株式会社のCC

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デザインの効果をもっと証明したい

デザインの効果をもっと証明したい

デザインと題しましたが、ほぼビジュアル制作の話です。
美しく整理をすることや、見やすい構成にすることの効果を誰もが分かるような形にしたいと強く思う毎日です。

「どんな成果になるのかが分かると嬉しいな!」先日自社サービスのロゴコンペがあり、私の制作したものを採用していただきました。
せっかくだし、デザイナーが何を考えて制作しているかを説明したいなぁと思って、ウィニングランならぬウィニングプレゼン?

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勉強会で初めてLTをして思ったこと

勉強会で初めてLTをして思ったこと

3/10に若手web名古屋というイベントに参加しました。
エンジニア向けの勉強会だったのですが、運営の方と知り合いだったのもあって、デザイナーの私も急遽LTをすることに。

初めてのLT社内で勉強会をすることはたまにあるのですが、5分という短い時間にまとめるのは初めての試みでした。
本当に伝えたい内容だけに絞らなければあっという間に時間オーバーしてしまう……と、新しい「難しさ」を感じました。

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ビジュアルとコードの反復をするデザイン

ビジュアルとコードの反復をするデザイン

私は今ビジュアル作成からコーディングまで一人でやっていて、これは良いんじゃないか?と思ったことをまとめます。

見出し
1. ビジュアルとコードの整合性
2. デザインシステムへの落とし込みやすさ
3. 目下の課題

ビジュアルとコードの整合性普通はカンプを作り終わってからコーディングに入ると思います。しかしここ最近いくらかの事情があって、「全部は出来てないけど可能な場所からコーディングに入る」と

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デザイナーが事業に初めから参加すると

デザイナーが事業に初めから参加すると

何を作るか決めました。ワイヤーを引きました。ここでデザイナー参加――ではなく初めから参加するとどうなるかというお話。

完成形を見越した議論ができるここでいう完成形とは、共通のイメージを持てているとか適切な情報設計ができていることを指します。最終的なビジュアルに初めから拘るという意味ではありません。

こんな価値を生み出したい、という話にデザイナーが参加していると、どんな形で提供できるかのイメージ

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「デザイン筋」の衰えを痛感した日

「デザイン筋」の衰えを痛感した日

サムネイルスケッチ100個やろうとしたら全然手が動きませんでした。これではいけません、改善行動を考えます。

目次* そもそもデザイン筋とは
* なぜ衰えを感じたか
* デザイン筋が衰えると何が起きるのか
* どうやって改善するか

そもそもデザイン筋とは綺麗な見た目を作るための小手先の技術ではなく、制作全般の土台となる力のことです。

私が勝手に呼んでるだけの概念です。あしからず。

以下の記事

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デザインを「手紙」に例えたら

デザインを「手紙」に例えたら

文字が綺麗なことに越したことはないけれど、手紙全体の良し悪しにはあまり影響しないですよね。
何故かといえば、思いがしっかり伝わってくれば字が下手でも文章が下手でも嬉しいと感じられるからです。

小さい子供からの手紙は字が間違っていることは多いですが、表現がストレートな分嬉しく感じられやしないでしょうか?

この点はデザインと手紙は似ているのではないか?と思いました。

制作過程とそのときの考え作り

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デザイナー、認知科学を学ぶ

デザイナー、認知科学を学ぶ

私はデザイナーですが、このところ認知科学や認知心理学を少しずつ勉強しています。
理由は大きく2つあって、1つ目は効果のあるビジュアル制作をすること。
もう1つは非デザイナーとのコミュニケーションに使えないかと目論んでいることです。

効果のあるビジュアル制作私はインハウスデザイナーです。
そのためデザイナー以外の職種の方からは、ビジュアルを細部まで拘ることにあまり共感してもらえません。
それ自体は

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デザイナーが経営に変革をもたらすには?

デザイナーが経営に変革をもたらすには?

3行まとめ* 論理的思考に優れ、事業の全容が理解できているデザイナーを創出する
* その人にプロダクトについての決定権を移譲する
* ビジネスの考えを土台にして、美意識による判断でプロダクトを牽引してもらう

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つい先日『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』という本を読みました。
この本を読んでいる中で「こんなことができればデザイナーが経営に参画して変革をもたらせるのでは?」という

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新卒デザイナー、1年目を終えて

新卒デザイナー、1年目を終えて

私は去年の4月から事業会社でwebデザイナーとして働き始めました。
昨日ふと気づいたのですが、もう新卒1年目が終わってしまったんですよね。
幸いにも(?)2年目の初出勤は明日ですので、ここで1年の振り返りをしようと思います。

一年で伸びたこと数字を見ること
大学を卒業するまではデータらしいデータは何一つ見ていませんでした。
しかし、会社に入ってからは根拠の無い施策では通らないために苦労しました。

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デザイナーから新しい手法を提案するには

デザイナーから新しい手法を提案するには

私は社内であれやこれやをやってみたいと声を上げるタイプです。
そんな私ですが、苦労したとまでは言わないもののスムーズに賛成されなかったことは色々あります。
これから先もそういった経験は多くありそうなので、備忘録も兼ねて自分の動きをまとめてみます。

例えばデザイナーがやりたいことペルソナ・カスタマージャーニー・ユーザーインタビューなどなど、ユーザー視点に立ってサービスを提供するための手法は導入した

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私の中のデザイン

私の中のデザイン

近々私の会社のデザイナーで集まって「自分なりのデザイン哲学を発表する会」のようなイベントがあるため、それに備えてnoteでもまとめてみようと思います。

現実世界にイデアを実在させようと試みる行為なにやら響きが宗教的なものになってしまいましたが、スピリチュアルな内容ではありません。

イデアというのは、古代ギリシャの哲学者であるプラトンの「イデア論」という考え方で登場する概念です。
「ものごとの真

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モノを計画する思考、制作する思考

モノを計画する思考、制作する思考

これはデザイナーに向けた、自分の考えを相手に伝えるための記事です。

「考えている内容を言語化して相手に伝えるのは、チームで仕事をする上でとても大切です。」

↑のようなことはnoteで何回か記事として発信しているのですが、もう少し踏み込んで考えてみます。

両者は違う、でも似ているそもそも「考えている内容」って何なのか?自分は一体どこからどこまでを考えているのか?という話から始めます。

まず、

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チームでデザインをすること

チームでデザインをすること

大学時代大学卒業までは、デザインをするときは基本的に自分一人で作っていました。
ですから「自分だけがわかっている」状態は何も問題ありませんでした。
「気持ちいい」だけで選んだ色・「R」が気に入らなくてカスタマイズしたヘルベチカ・「gnav01」のような最低なクラス名などなど。
傍から見たら解読できないルールだらけで、仮に技術力がすごいアシスタントがいてくれても「これってなんですか?意味が分からない

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