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粉薬

入院生活はクソだけど、経験ない人たちには少し憧れられるの気持ち悪すぎる。

なんか毎日お見舞いに来るお母さんとか、
朝と夜で担当が変わる看護婦さんが挨拶しにきて、本気で気つかうし、嫌ってほど全員が自分を生かそうとしていて、全員が回復を願ってる。すごい圧力。

wi-fiはなかったし、携帯充電するのですら、別料金かかる世界なんですが。爆。

そんなこんなで3度目の入院初日はひな祭りでちらしずしだったけど、病院でのぜいたくは余計に虚しかった。

入院という半強制的なことが、手術後の最悪のコンディションによって完全なものになる。完全な強制。

痛い。めちゃくちゃつらい。ごはんがマズイ。退屈。

口腔外科のはずなのに、人がいっぱいだからと内科の病棟で入院させられて、みんな髪の毛がない中、私だけ髪の毛が豊か。これはちょっと精神的にきた。でも手術が終わった血まみれの顔面はその子たちにも可哀想に映ったらしい。どっちもどっちか。


かわいい看護婦さんが18歳にもなった自分を子供扱いしてくれて、薬の袋にかわいい絵を書いてくれる。そんなんが酷く嬉しくて、次にその人が担当になった時の薬には何が書いてあるのかめちゃくちゃ楽しみにしたのだけがいい思い出だった。


まァなんにも書いてなかったけど。




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