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生理が来た日


ぐらは小さい頃から大きくて、
小4で150センチくらいあった。


習い事でバスケもやっていたし、かなり恵まれた体型をしていた。


そんなぐらは、小4のある日


とてつもなくひどい腹痛に襲われた


初潮だった。


お腹が痛すぎてトイレから出られない私を見つけた姉が、生理に気付いてナプキンの付け方やパンツを貸してくれた。


そして、事件は起きたのだ。


母が奇行に走った。
私の連絡帳にデカデカときったねぇ字で

「本日、生理になりました!」


と書きやがったのだ。


当時の担任の先生は男性で、ぐらは絶対に出したくなかった。
出してやるもんかと思っていた。


なんとか登校準備をして、学校まで歩いて行ったはいいが、こんなにひどい腹痛は初めてだった。

因みに学校へは徒歩約1時間かかる。


学校へ着いてから、
休み時間にトイレへ行ったはいいが、痛すぎて動けなくなっていたら先生が来てくれた。


男の先生だし、すごく嫌だったけど
多分察してくれてたんだなと今は思う。


その後、保健室へ行って母に電話をして迎えにきてもらったのだ。


次の日はもっと生理痛がひどくて休むことになったのだが、


問題はあの連絡帳である。


腹痛で朦朧とする意識の中、
何ページかよくわからない持ち物などを書き殴り、ちょっと先のページにお休みの連絡を書いてもらった。


しかし…
先生は見ていたのだ。


ちゃんと先生のサインが書いてあるのを見た瞬間、絶望感に襲われた。


先生はぐらが生理になったことを知っている…


謎の恐怖である。


母はよく、ぐら達姉妹を辱めるためにパフォーマンスをする。


友達といるときに割り込んできて恥ずかしエピソードを暴露したり、
スーパーとか人目があるところで謎に怒られたり、自尊心バッキバキにしてくるのだ。


何が楽しいのか目的が全くわからないが。


バスケの練習時にも生理になってしまって動けないでいるぐらの胸をみんなの前で掴んできて、

「こんな小さいおっぱい持ってても生理になるのね〜笑。」


とか

「このデカイ尻でなんで生理がそんなに重いのかね〜笑。」


とか


今思えば関係ないのである。


思い出すとイライラしてきた。笑


今日は姉が息子と寝ると言っているので少し星でも見てこようかな…。


ぐら

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