ごはんをつくる気がまったくなかったので、お惣菜を買いにスーパーへ。もつと野菜の炒めものに目が留まってカゴに入れたものの、ふと、思ってしまった。これ…自分でつくれるのでは？

お惣菜を眺めていると、「これ、つくれるよなぁ」というのはよく思う。それでも自分の味じゃない、誰かの味が欲しくて買っちゃうのはあるあるだ。でも、たまには自分でつくってみたい日もあって、どうやらその日だったらしい。

揚げ物など、自分ではつくれなさそうなお惣菜をちょこっと買って、ボイル済みのもつを見つけて、クックパッドで簡単レシピを検索して、もつのお惣菜は売場へ戻させていただいた。

もつの下処理がないから本当に楽ちんだった。野菜を切って、タレをつくって、炒めるだけ。火を止めてすこしフライパンに置いておくと味が染みる、そこまで書いてある丁寧なレシピだった。豆板醤を入れるのでピリ辛で、スーパーの甘そうなお惣菜とはきっとちがう味だったけれど、余っていたキャベツとネギも消費できたし、ああつくってよかったなぁとしみじみ思った。

自分の料理に飽きることがある。でも、お惣菜だけの食卓だとそれはそれでさみしい気持ちになったりする。そんなワガママな自分の気持ちを見定めて、今日も料理をしたりお惣菜を買ってきたりしている。