見出し画像

伊勢湾奥ブランド黒海苔「やだのり」〜お知らせ〜

実家の漁業の、三重県伊勢湾奥のブランド黒海苔「やだのり」。
今年もたくさくんのお問い合わせ、ご予約をいただきありがとうございます。


暖冬の影響で海水温が下がらずに海苔が育たない状況です。現時点での新海苔の収穫予測は採れないかも知れず…、採れたとして年末年始。収穫量は激減、全国的に価格高騰の見込み。


ありがたいことに、近頃は本場九州地方から日本海側、関東、東北地方のリピーター様も含め、いつ収穫されるのかと心待ちにされてるお客様も多く、こちらでもご報告させていただきます。追って進捗をお知らせします。どうぞよろしくお願いいたします。
詳細は HPのshopをご覧ください。 *


追記
有明海苔より特級が良くついたこともあったと言われる、伊勢湾奥ブランドの黒海苔。 

海苔は、海況、漁業組合で毎年くじ引きで決まる海苔網を広げる海の場所、海苔製造の機械、そして作る人(そのキャリアと勘)。これらの条件の組み合わせで味が決まると言われる海の農業です。



詳しくは著書「いのちをつなぐ海のものがたり」をご覧いただけるとさいわいです。

実家の海苔はそのいくつかの条件や機械の調子がいいのか、毎年美味しくできて、ご贔屓いただいてる皆様のおかげでその噂がじわじわ全国に広がり、この海苔の味が忘れられないとか、やっと探していた昔の海苔の味を見つけた、子供がここの海苔だけは食べた、こんな美味しい味付けのりを生まれて初めて食べたetc…、遠方から海苔の加工業者が実家の海苔を買い占めに来るほどです。

子供の頃から海苔の養殖の現場をわずかながら手伝ってきた私には嬉しい限りです。ありがとうございます。

日本人は海苔が好き、そしてとても貴重な海苔。

ですが、今は海苔を続けることは困難、大変な労力と環境がいり、年々海苔の養殖漁師はめまぐるしい勢いで減っています。 

実家の海苔の養殖も、いつまで続けられるかわかりません。
が、こんなに喜んでくださる方がいることで、私には一番大変な現場での手伝いもできないのですが、この海苔の美味しさを伝えること、著書を通して海苔ができあがるまでの物語を伝えることが、自己満足なのですが私なりの祈り。少しでも長く続けられるように願ってやみません(私が食べ続けたいからです!)


※写真はいのちをつなぐ海のものがたりのための10年前の海苔の取材風景より

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?