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9/3説教「大船に乗った気で」

 9/3の尾久キリスト教会の広瀬邦彦・牧師先生による説教「大船に乗った気で」は、創世記第7章について。場面はノア一家8人と陸の獣たち一対が乗り込んでから。40日間の大雨による洪水で、方舟に乗らなかった人と獣(鳥を含む、魚については言及なし) は全て死に絶えた。梨の箱の中で腐った梨があれば、取り除かなければ全ての梨が腐敗してしまう。朱に交われば赤くなることを、神は断腸の思いで防いだのである。ノアは決して完全無欠な人ではなかった。しかし人の中で真の意味で、神と意志が通じたのはノアだけだったのである。ノア一家を残したこと、獣を一対で方舟に乗せたことで、神は洪水以後の繁栄を約したのである。
 内村鑑三は、その講演語録「後世への最大遺物」において「後世のために何か残してゆこう。財産・思想・事業などより、高尚な生涯こそ、後世への最大の遺物である」と述べている。自分(牧師先生)は鎌倉で生まれ育った。皆さんもご存知の通り1192年に源頼朝が幕府を開いた土地である。この地に頼朝が幕府を開いた理由は、三方が山に囲まれ、残る一方が海という天然の要塞だったからである。ノアの方舟は、神の御手によるガードだったのである。天はいつも貴方と共にある。


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