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農暮らし

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川の再生へ

ここ道南から川の再生、
自然環境の再生が始まり出しています。

八雲町の砂蘭部川1号砂防堰堤のスリット化が完了しました🙌。それは要望から20年、施工開始から10年と長い年月がかかりましたが実現しました。関わった全ての人々の強い思いがこの分厚いコンクリートを砕き、川を切り開きました。

その場に行き、
実際に目にした時に、

「川が開いた!」と胸が熱くなりました。

変革の流れが
動き出しそうです

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雨上りのシラネアオイに思うこと。

雨上がりの「シラネアオイ」。春〜初夏の山でぱっと目に入ってくる大型の美しい花です。そこそこ見ることが出来る一般的な花という印象を持っていたので、以前は全然知らなかったのですが、こちらも減少していて北海道では「絶滅危急種(vu)」となっています。危急種とは「野生絶滅の高い危険性」がある種と定義されています。

種採り農家として【種】について関心があり、そんな中で北海道では山野草の在来種がたくさん危機

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50年漬けた古漬!!おばあちゃんの陳年老菜脯

50年ものの陳年老菜脯。「菜脯」とは干し大根の漬物のこと。「陳年」は古いもの、長い年月を経たものということ。

フェイのおばあちゃんから頂きました。
この貴重さはどこで探そうと、お金で買えるものではありません。客家の家で受け継がれる家宝そのもの。

客家民族では古漬が好まれると以前話しましたが、これは次元が違います。フェイのおばあちゃんが大きな甕で50年もの間大切に管理して、ほんの少しづつ食べてい

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自然への感謝を込めて続けていること

自然への感謝を込めて続けていること

「流域の自然を考えるネットワーク」さんへ本年度も農園の売上の中から気持ちを込めて寄付致しました。

渡島半島では現在、風車問題、新幹線建設における有害残土問題など大規模な建設事業による自然環境悪化の懸念が増大し続けています。
それらは私たちが畑で自然と向き合っているだけでは何も解決しないほど大きな力で、強引で、破壊のスピードも早くて、

地域の自然を大切にするためには、
思うだけでは足りないと、

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初雪とオオワシと

初雪とオオワシと

八雲も先日初雪が降りました。
子供の頃から変わらず、初雪の日は心が踊って、特別な高揚感、嬉しさに包まれます。
とうとうなのか、いよいよなのか、この季節がやってきました。

訪れたそんな強い寒気に乗って来たのでしょう。そろそろかな、そろそろかなと思って気にかけていた今日、畑の上にオオワシが飛翔してくれました。今年も挨拶に来てくれてたんだって嬉しくて嬉しくて、美しい姿を眺めてました。

今期初の八雲へ

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天然なめこの恵み

天然なめこの恵み

ブナの倒木にぐるり一周ナメコの群生。このタイミングの良さに大きく喜びながら、ずらりずらり重なり合うナメコを採りました。
この時、ここで出会う
巡り合わせってあるんだよな~。

ブナの倒木がまだ地にしっかりと立っていた頃、大地からその内部へとたくさん蓄え続けていたエネルギー。そんな木の持つ力が、その木が倒れた後にもナメコにしっかりと引き継がれ、つながっている気がしました。良い木には良いキノコが生える

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