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【日本が謀反】地震・ウイルスの次。私が小説家ならきっと、、、

もしも神様に。
こんなことを言われたら。

46億年の地球物語を作ってきた。
ちょっと100年くらい、続きを書いてくれ

あなたなら、どんな事件を起こしますか?
2024年の幕開けは、大地震に飛行機炎上。もしも神仕いとして小説家がいたのなら、文句を言わずにはいられません。
もっと、幸せになれるような物語を紡いでよ。

だけどきっとピシャリと放たれることでしょう。
事件を起こさなければ、ドラマとは言えない。
そして平凡な日常など、歴史に残らない。
「日本人を地獄のゾン底に突き落とせ…!」

かといって、再び地震・津波・火事・放射能ネタを使うとマンネリだと言われてしまいかねません。
きっと人類だって以前の教訓を活かして、被害を最小に対策をしてくるはず。

仕方がないので、
私だったら次、こんな大災害を引き起こします。
日本人を最も絶望させられる災害。
それは、

203×年、富士山噴火。

筋書きはこうです。
〇2011年、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)
この時プレートが動き、噴火へのカウントダウンが始まっていた。

〇2020年、コロナウイルスパンデミック
人類は、巣篭もりで口と鼻を隠す生活を経験した。

〇203×年、令和の富士山大噴火
火山灰はマスクだけでは不十分。
防塵マスクに加えて、目元を隠すゴーグルまで身につけた生活を開始する。

いかがでしょうか。
ストーリーとしてはあながち唐突ではないのではないでしょうか。
そして、日本人が心の拠り所としてきた富士山が謀反を起こす。
こうして、かつてない絶望に陥ることになるでしょう。

そもそも、富士山は100年周期で噴火すると言われてきました。
なんだか私が生きている間に噴火する気がする……。
過度にビクビクするつもりもないですが、今回はここについて綴ります。


噴火のシナリオ

もしもの備えとして、最も有用なのはシミュレーションをしておくことではないでしょうか。
そこで、富士山が噴火したら、日本はどのように破滅の一途を辿るのか。
あらすじを考えてみます。

・・・と思ったのですが^^;
どうやら噴火の種類によっても、その日の風向きや天候によっても被害状況は大きく変わってしまいます。

いずれにせよ、
富士山が噴火すると、静岡県~千葉県は終わります。
偏西風の影響で富士山以東は只ならぬ被害を受けてしまうのです。

噴火の種類

ガスなど水蒸気の噴火や、マグマが出てくる噴火があるそうです。
我らが日本の象徴、富士山は噴火のデパート。
どの可能性だってあり得ます。
仮になんらかの噴火が起きたとして。

とっても大変な脅威が2つ。

①噴石
 人や建物に直撃することで甚大な被害になります。
噴火って、なんとなく山のてっぺんから噴き出すイメージありませんか??
ところが山の中腹から起こることも多く、噴石がどこに飛んでいくかわからないのだそうです。しかも、噴火口は1か所ではなく静岡側と山梨側、複数から同時に破裂することもあります。

まさに超大型巨人が攻めてきた時の石つぶて、いや岩つぶてが降り注ぎます……ッ!

②火山灰
 噴火後3時間で、静岡〜千葉は道路・線路・電線・空港・田畑・上下水道全てがマヒします。
道路も線路も空港も止まると言うことは、、、輸送機関が止まります。
コンビニもスーパーも使えません。
病院へ人を運べないし、物資も来ません。

田畑が使えないので食料も作れなくなります。
電線が壊れ、停電が発生。
水道が止まるので水も使えません。
火山灰が屋根に積もると潰れる家も次々と!

とくに火山灰は、風向きに大きく左右されます。
偏西風に乗って多くは東に飛ばされまするが、南風が吹いていたらもっと多くの都府県に影響が出てしまいます。
関西や北陸の空港も被害を免れないかもしれません。

さらに雨が降ろうものなら、
より滑りやすくなった火山灰の上を通行することは現実的ではなく、もうお手上げです(-_-;)


噴火は予測できるから大丈夫!

富士の病におかされる

地震より噴火の方が予測できそう!
先に国外逃亡しちゃえば……と考えたのですが、そう簡単な話ではなさそうです。

よく取りざたされるのが、南海トラフ地震。
過去の傾向からして、噴火の前に起きた地震が引き金となる場合が多いようです。
つまり、地震・津波・火災によって既に被災した街で、避難所生活を余儀なくされている最中。
満を持してラスボス登場。
トドメを指すべく富士山の噴火が訪れると言うことです。

家族が大怪我をしたり意識不明となって管に繋がれていたり。
そんな状況で「噴火するから逃げろ」と言われて逃げられるでしょうか。

前回の噴火

 ヒントとして、前回の噴火を調べてみました。
記録に残っている富士山の噴火は、奈良時代781年から始まります。
そして江戸時代の1707年の噴火が最後であり、過去1位や2位を争う巨大なものとなっています。
そう、それ以降すでに300年が過ぎてしまっているのです。富士山が死火山と言われた時期すらあります。

江戸時代のこの時は、2週間近く噴火は続き、100km離れている千葉県まで火山灰が降り注ぎました。昼間でも真っ暗で、火山灰を吸ったことで病気になる人が続出しました。
 コロナではマスクが必需品になりましたが、あんなマスクでは歯が立ちません。
 防塵マスクに加えて、ゴーグルも必需品となるのです。


噴火した! 都心を襲うまでの一部始終

2021年に噴火のハザードマップが改定されました。
溶岩の噴出量予測が倍に引き上げられたり、神奈川県の御殿場も2時間で火の海になるなど被害が拡大されています。

私は関東にいるので、富士山が噴火したとニュースで知ってから、少しだけ対策を取れるかもしれません。
そこで、噴火後の状況を時系列で綴ってみます。

仮に、今日が2029年末の12月3日だとします。

~~~~~~

〇12月3日(月)
12時53分:【近畿地方東海道沖地震】発生

→震源は和歌山県沖。マグニチュード9.1。
 いわゆる南海トラフです。

13時05分:富士山の東側において【山体崩壊】
→富士山で山体崩壊が起きるのは有史上初です。
 時速500kmで岩雪崩が駆け抜け、大量の土砂が河川を堰き止め、水蒸気爆発と猛烈な爆風が発生します。

13時38分:四国南方沖合にて【超巨大津波】15m級
→愛媛県宇和海沿岸・熊本県・長崎県でも津波発生。
島根や長崎ではゴーゴーと大砲のような大音響が鳴り響くことになります。

〇1月4日(金)~
→震度5弱の余震が続きます。
富士山周辺では地面がゴーと鳴り響き、地震も起きます。
地鳴りや鳴動という現象で、いよいよ噴火へのカウントダウンです。

〇1月20日(日)【噴火警戒レベル5】
→つまり、全員避難です。

〇1月31日(木)
11時28分:【令和の富士山大噴火】プリニー式噴火(だとします)
→柱のような噴煙が何時間も続きます。
山が割れんばかりの音が鳴り響いたと思ったら、山腹から黒雲がモクモクと沸き立ちます。
火口は東側の山腹(側火口)。割れ目噴火を伴う事態に。つまり、複数ヶ所から噴き出すため、広域に被害が広がります。

11時29分:10km圏内、空振で窓が割れる
→融雪型火災泥流
 季節は冬。山頂の雪は薄いですが山腹の雪は厚いです。一気に雪が解けて流れ出し洪水に。時速十数kmの洪水は、鉄砲水となり麓は泥の海と化します。            
→火砕流:時速80km。河や湖にぶつかり水蒸気爆発を起こします。
→火砕流から1km地点:火災サージ(火砕流のガスバージョン)
→火山弾:1km圏内。でっかいラグビーボールが飛んでくるイメージです。さらに、飛んできたお茶碗サイズの岩が割れて、火が出ます。
→噴石:5km圏内に飛び、速度は遅いのでよけることは可能です。
→軽石:落ちてきて火事になります。
→地震・雷鳴の発生。火山雷は、噴煙の中の火山灰がぶつかり合うことで生じる静電気が原因です。

11時35分:同時噴火。西側の山腹でも噴火が発生
→同時噴火は1015年に起きていますが、ハザードマップなどではなかなかシミュレーションができません。
噴火口の形は刻々と変わるため、この後どうなるかの予測が困難です。さらに、火山灰の影響で地震観測機器が故障し火山の観測ができなくなります。

13時30分:御殿場が溶岩流によって埋没
→東名高速道路が断絶され、日本は東西に分断されます。

14時35分:東京で火山灰が降り始める
→止まったり強まったりしながら降り積もります。

15時00分:昼間なのに真っ暗
→街中に明かりがつきますが、停電に。交通網も麻痺します。
・電車は停止。飛行場も、関西・伊丹・神戸・成田・羽田・中部・静岡は閉鎖になるでしょう。

・交通事故が同時多発
車は、積もった火山灰にワイパーをかけてしまうと、フロントガラスが削れ、すりガラスとなり前が見えなくなります。
また、道路上に火山灰が少し積もっただけで、センターラインが見えなくなり、タイヤもスリップして交通事故の連続です。

・電気のみならず、水道・ガスも止まります。

・火山灰を吸い込み、珪肺症(けいはい)発症する人が続出します。

〇2月1日(金)
→東京の降灰は、1時間に1~2mm。最終的には10cm積もる予想です。
火山灰は白や灰色ですが、朝には黒い灰に代わっており、空気は塩味がします。また、空気中に火山灰が漂い、景色は黄色っぽく見えます。

〇2月2日(土)
→天気:雪だとしたら。
火山灰が水を含んでしまい、次々と家屋が崩壊。
雪と違って火山灰は雪かきしても無駄。溶けませんし排水溝に詰まります。

〇2月20日(水)
→東京の降灰終了。

〇2月下旬
→除灰作業が進められる。

〇5年後
→火山ガスがおさまってきて、ようやく地元民が家に帰れるようになる頃です。

~~~~~~

自分で書いていながら、災害のオンパレードだなと恐ろしくなります。
実際には噴火の種類や気候、風向きなどで影響が計り知れないので、上記とは全然違う過程を辿ることになるでしょう。

とにかく、噴火したら、火山灰を防ぐべく急いで窓やドアを目張りします。
一酸化炭素自殺をするのではないかと心配されそうですね。

そして、お風呂や桶などできる限りの水を溜めておきたいと思います。


もし、本当に富士山が噴火したら。
山体崩壊・土砂崩れが起こり、今のような左右対称の美しい台形型富士山を拝むことは二度とできなくなるかもしれません。

先日、静岡県に遊びに行きました。
観光中、どこに居ても富士山が。
いつまでもその姿のままでいてください。。。

でも富士山が、日本を焼き尽くす日が来たら。
日本人は富士山を恨むのでしょうか。
日本の観光マップからは、富士山の写真やイラストが忽然と姿を消してしまうのでしょうか。

飛行機に乗った時も、つい見惚れてしまう

火山のお陰で温泉で心を癒せたり、お茶やブドウを堪能することも恵んでもらったりしています。
その恩恵は覚えておきたい。
たとえ、富士山に刃を向けられたとしても。


最後までお読みいただきありがとうございます‼️

首都直下地震が起きたら。。。
防災体験学習施設「そなエリア東京」にも行ってきたので、ぜひこちらの記事もご覧ください!


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