自分は良かれと思ってしたことが相手の気に障ったり、さして意味なく発した言葉が相手の心にグサッと刺さったり、人の心をはかるのは本当に難しいと思います。尺度はすべて自分なので、相手の価値観とは大きく違っていたりします。それは他人であっても親子であっても同じです。理解し合うのは本当に難しいのです。

私たち親子もこれまはそれぞれのことを七割くらいしか分かっていなかったと思います。ここ一年でそれが明確になりました。きっかけはnoteのブログ発信を始めたことです。ブログを始めてこの一年で私たち親子は思いっきり距離が縮まりました。

それまで二人はとても仲が良いいと思っていました。口喧嘩はよくしていましたが、それなりに理解している気持ちでいました。

ところが一年前から二人でブログを制作するようになって、コミュニケーションが一気に深まって理解していないことがどれだけあったかを知ることになりました。

母の幼い頃の話、青春の時代の思い出、人として大切にしていることなどを母との会話の中からしっかりと知ることになったのです。

知っているようで知らなかった、母の本音に近い心の内を。

私たちのブログには母と私が方言で会話した本音のトークを紹介する「毎日がバトル：山田家の女たち」のコーナーがあります。日々短い会話ではありますが、その日書いた文章投稿について二人で会話したものを文章に起こして掲載しています。

そのコーナーの存在が二人の距離をぐっと縮めたのです。それまで聞いたことが無かった母の本音や記憶の裏側などを、根ほり葉ほり聞きました。私があまりにしつこいので時に母が「もう話すことはないよ、以上おしまい」などと言うこともありました。親子の枠を取り払って一人の女性としての母の本音を聞くこのコーナーの存在で私は母をより知ることになったのです。

私たち親子がより理解し合えるようになったのはこのコーナーのおかげです。

理解し合うためにはやはり一歩も二歩も踏み込んで本音で話し合わないといけないと思います。適当なところで終えていたら表面的な事だけしか分からないのです。

親子ですらそうですから、他人となると本当に分からないと思います。私はnoteで母との方言トークのコーナーを作った自分を褒めたいです。

親子の絆をより深くすることになりました。

【毎日がバトル：山田家の女たち】

《あんたは本当に聞き上手よ》

イラスト制作に一生懸命のばあはと。

「おしゃべりな人は自分から何でも言うけど、私はしゃべらん方よ、聞くのは聞くけどね、聞き方が上手な人にはいつか本音がでるけんねー」

「私はバトルのコーナーでお母さんをたくさん知ることになつたんよ」

「あんたは自分からよう話すけんねー、聞き上手よあんたは」

「知りたかったら踏み込んで聞くけんねー」

「その人の人格に触れるところは、家族じゃったら接近しやすいけど、他人は難しいわい」

母は私が聞き上手だからと言ってくれました。私の聞き出す努力は分かってくれているようです。

【ばあばの俳句】

母と子のトークバトルや冬ぬくき

私達は毎日喧嘩をしているようにお互いに本音でぶつかっています。それはブログがあってこそです。それが二人の絆をより深くし、分かり合うことに繋がりました。

だから喧嘩しながらでも仲良しです。今日も小さなバトルがあるはずです。

最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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私のアルバムの中の写真から

また明日お会いしましょう。💗