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ばあばと私の井戸端トーク(vol.3)◇トウモロコシ

92歳のばあばと私の昭和トークです。
懐かしいお話が出てきますよ。
今日はトウモロコシのお話です。

毎月、我が家に届くふるさと小包があります。
高知県からのお野菜セットです。
珍しい野菜そして卵や加工品などが入っていて、いつもとっても楽しみにしています。

今回はその中に入っていたトウモロコシを、レンジでチンして、いただいた時の井戸端トークです。



【とうもろこしの思い出】


「お母さん、美味しいねー」

「あんた、このトウモロコシはものすごく甘たいねー」(母)

「お母さん甘たい、久々に聞いたわい」

「美味しいねー、昔のとはずいぶん違わい、硬すぎず柔らかすぎず、最近のトウモロコシは美味しなったねー」(母)

高知のトウモロコシがきっかけで二人のトークが盛り上がります。

「あんた、昔は夏まつりの夜市で食べよったんよ、焼きトウモロコシ、トウキビ言いよったかなー、美味しかったんよ、七輪の上で焼きよったねー、あの匂いがたまらんのよー」(母)

「家の外で七輪で焼きよったん覚えとるよ、おじいさんがうちわで扇ぎながら焼いてくれよったなー、昔は一粒一粒が大きかったんよ、品種が違うんかなー今とは


「私はねートウモロコシの皮で人形を作って遊びよったんよ、トウモロコシの髭があろそれを剥いだ皮で巻いて中に綿みたいに入れて、顔にしよったんよ」(母)

「へー、そんなことしよったん、お母さんが子どもの頃言うたら、戦前の話よねー」

「ほうよ、楽しかったわい、トウモロコシが腐らんように軒先なんかに干しとったなー、それを粉にしておもちに混ぜたり、パットライスにもしよったな―」(母)

「パットライス言うたら、パン豆屋さんがきよったねー、お米やトウモロコシを持って行ったら、圧力をかける機械に入れて、パーンいわしてお菓子を作ってくれよった、私は来るんが楽しみじゃったんよー」

「昔のような硬いトウモロコシも懐かしいけど、最近は柔らかなって甘たいわいねー」(母)


レンジでチンをしたトウモロコシは程よい硬さで、母には食べやすかったようです。一個一個もぎ取りながら口に頬張って、トウモロコシ談議をしていると、昔懐かしい香ばしいトウモロコシを思い出しました。
トウモロコシは亡くなった父の好物でもあります。



太陽の愛溢るるや夏野菜

母は高知から直送された野菜をイラストに描き句を詠みました。
段ボールを開けて目にする野菜は、高知の太陽の恵みを思いっきり受けて瑞々しく、土のエネルギーを感じるくらいです。
私たち親子は、いつも野菜からパワーを貰っています。


最後までお読みいただいてありがとうございました。
たくさんある記事の中から、私たち親子の「やまだのよもだブログ」にたどり着いてご覧いただき心よりお礼申し上げます。
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また明日お会いしましょう。💗


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