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[ハンガリー医学部留学] ハンガリー語はどれくらい必要?② 〜私のハンガリー語勉強方法〜

私は3年生の内科が始まってからハンガリー語の必要性に気付き(詳しくはこちら)、改めてハンガリー語を勉強し直しました。

今回は、私のハンガリー語勉強方法をご紹介します。

全くハンガリー語がわからない状態からでも使える教材もあるので、留学前に日本で予習をしておきたい人も利用できます。

私自身、まだまだ勉強中の身なので至らない点があればご容赦ください。


ハンガリー語初学者の決定版「ハンガリー語の入門」


日本語で書かれたハンガリー語の参考書はそれほど多くありませんが、中でも1番わかりやすいのがこの「ハンガリー語の入門」です。

日本にいる間に予習したい人はこれを買っておけば間違いないと思います。
(実際、これを持って渡欧してくる学生はかなり多いです)

全25章あって、各章が「過去形」「位置関係」などの文法テーマについて書かれており、1冊で必要な文法を網羅しています。

基本的な流れは「扱う文法の概要→その文法における語尾などの活用表→例文・例題」といった感じです。

初めは面食らいますが、例文の分量がある程度多いのも後々ありがたく感じるはずです。

各章が単に文法の説明に留まらず、「どこに住んでいるか言ってみよう」「列車の切符を買ってみよう」など、生活の中で実際に使えるフレーズのための文法を教えてくれるのがこの本のいいところだと思います。

特に日本で予習的にハンガリー語を勉強したい人は、まず日本語の本で始めたほうがわかりやすいはずです。
(これを留学前に読み通せた人は、十二分の準備ができていると思って大丈夫です。。)

日本語の本はこれ一冊あれば十分ではないでしょうか。

私も今でも辞書的に使っています。


ユーチューブ動画 MAGYAR NYELV!


ハンガリー語の勉強を始める際に、一度通して見てみると文法の全体像がわかりやすいと思います。

20分ほどの動画ですが、動詞の活用や語順などの基礎が一通りシンプルに説明されています。

教科書を読むのはどうしても自分のペースになってしまうと思うので、最初に動画でテンポよく内容を進めてもらった方が効率がいいです。

初めはできるだけ一時停止せずに、通して見ることをお勧めします。

そのほうが「どのような文法たちを学んでいくか」が把握しやすいと思います。

ネックは英語を聴き取れるかですが、難しい人は「ハンガリー語の入門」をサラッと目を通してから視聴してみてください。

見覚えのある文法であれば内容が入ってきやすいと思います。



無料の超優良ハンガリー語文法ウェブサイト [hungarianreference.com]


ハンガリー語の学習で1番重宝しているのがこのウェブサイトです。


英語でハンガリー語の文法を説明してくれるのですが、説明がとにかくシンプルで使いやすさが抜群です。

これが無料なのはとてもありがたい。。

私は主に文法の基礎ルールを知りたいので、以下のような使い方をしています。

①まずサイト左上部のgrammarをクリック

Hungarianreference.com

②続いて知りたい文法(ここではAdjectives)をクリック

③さらに知りたい項目(ここではComparative)をクリック

④文法の説明ページが表示されます。

このサイトで気に入っているのが、ハンガリー語の例文の横に、英語の翻訳文がテーマの文法部位を太字で強調して載せられているところです。

語尾の活用は混同しやすいので、隣の英文・英単語で活用部位の意味を逐一確認できるのはとても助かります。


また、“知りたい文法の属性がわからない”時にも検索しやすいことも使いやすさの理由です。

下の画像で赤線で囲まれているように、英語で文法の属性がわからなくてもハンガリー語で活用形さえわかれば(-gat/get, szokottなど)、その文法のページに飛べます。

これまた英語がある程度理解できることが前提の教材ですが、非常にわかりやすく且つ無料なので是非利用してみてください。

先出の「ハンガリー語の入門」は実用例やフレーズが多めですが、hungarianreference.comはより文法だけに特化しています。


これらの教材を使った私の勉強方法


私は主にこれらの文法教材を使ってハンガリー語を勉強しているわけですが、具体的には「ひたすらハンガリー語の文章を訳していく」スタイルで勉強しています。

これは上記の教材に載っている例文でもそうですし、特に大学の授業で使う教科書の文章を片っ端から訳しています。

ごくごくシンプルに、単語や文法でわからないものを逐一調べながら、愚直に進めていく感じです。

例文の空きスペースに書き込んでいく形で、最終的には英語の注釈だらけになります。

学習の段階にもよると思いますが、英語の勉強ではこの方法が1番身になった実感があったのでハンガリー語でもそのまま行っています。

大学のハンガリー語の授業で最終学期に使う教材は医療ハンガリー語に特化しているので、それを訳していくと臨床科目で使える単語やフレーズも身につきます。

臨床科目では患者さんのカルテに目を通すこともあるのですが、以前は完全にお手上げだったのがほぼ内容の理解には不自由なくなりました。

今学期からは時間をつくってスピーキングのレッスンを受けようと思っています。


まだまだ未熟ながら、私のハンガリー語の勉強方法を書いてきました。

またいい教材を見つけ次第、追記していきたいと思います。

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