見出し画像

外国人採用のメリット

水際対策が行われている現在でも、外国人材は皆さまの生活圏でよく見かけるのではないでしょうか。

私もコンビニで良くベトナムの若い労働者を見かけます。本人は自分の為に働いてるのかもしれませんが、それでもやはり日本の人材不足に貢献してくれて感謝しております。

今回は外国人を採用する事によるメリットを介護事業を中心にお伝えしていこうと思います。

1.人材不足解決

介護の仕事の為に特定技能や技能実習などの資格で来日した方は、日本語の試験をクリアしております。

特定技能に関してはある程度の介護の仕事の知識も事前に勉強されております。

日本人同様、仕事に慣れるまでは時間は掛かるものですが、人材の不足解決に向かう事は可能でしょう。

又、ICTやIoT導入が進んでいけば、漢字での介護記録の入力などの問題等も解決していき、言葉の壁も緩和されます。

2.コミュニケーションの増加

日本語の試験をクリアしたとは言え、多かれ少なかれ言葉の壁は生じるでしょう。必然的に、従業員同士のコミュニケーションは増えていきます。

地域等にもよりますが、やはり海外の方のが積極的にコミュニケーションはとってくる傾向が強いです。場合によってはスキンシップもあるでしょう。

従業員同士のコミュニケーションが増えれば、従業員の人間関係が現在より良い方向に向かう事も期待できます。

3.アイデアや発想の転換

育ってきた社会、文化、風土等色々な環境の違いから価値観も日本人以上に違う事が多いでしょう。仕事する上でもそれは顕著に表出されるかもしれません。場合によっては幻滅する事もあり得ます。

例えば、海外では業種によっては食べながら仕事をしている国も多いものです。
私もカナダのトロントにワーキングホリデーで行って驚いた事があります。ポーランド人の大工が昼食に毎日、妻の作ったサンドイッチと一緒に必ずワインを飲んでおりました。大手銀行の窓口も向こうはガムを噛んでおりました。

要するに大事にしてる事が違うだけです。価値観の違いです。いづれにせよ、合理的にものを勧めていく事が外国人は日本人より強い傾向にあるでしょう。

横着、面倒くさがり、だらしない、不真面目等と思わず、コインでいう表だけではなく裏も見てみると簡単に価値観が見えてきたりもします。

イノベーションとまではいかなくとも新しい風を吹き込んでくれるのでそれだけでも、アイデアや発想の転換のきっかけになります。

4.仕組み化の機会

多くは介護の仕事の知識や日本語をある程度学んでいますが、業務遂行が一筋縄でいくかどうかは人にもよりますし、環境にもよります。

そんな中でマニュアル化は新入社員同様か、それ以上に丁寧に作る事を推奨します。マニュアルをしっかりと作る事により仕組み化に直結します。

介護業界は人材不足により、新卒採用よりも即戦力を重視しがちなため、マニュアル作りが弱いように私は思います。

マニュアル作り、今一度検討してみてはいかがでしょうか。


まとめ

今回、外国人材採用のメリットをお伝えしましたが、介護事業の種別や状況によってメリットも若干異なってくるかもしれません。

又、メリットがあればデメリットもあります。登録支援機関への月々の委託費用であったり、上で上げたマニュアルのような受け入れ態勢を強化したりする為です。

メリット、デメリットを天秤にかけて判断するしかありませんが、介護業界活性化の為に、積極的に外国人材を採用して欲しいものです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?