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【よそ者はゴミを捨てるな!】

私は長年地域でスーパーを経営していた。最後は105年目に私の努力不足で倒産したのだが、「地域のためなら!」と要らぬ正義感から様々なことをしてきた。

その中の一つに『家庭生ゴミを回収〜堆肥化〜野菜作り〜店で販売』のビジネスモデルがあり、総務省からも地域発の循環型モデルとして表彰された。

そんな自慢話はともかく、観光地に店を構える自社店舗には、このニュースにもある地元自治会に加入しない「別荘族」「週末移住者」「Uターンの若夫婦」「リタイヤした高所得層」などが多く来店する。

買いっぷりも良く、高いもの・美味しい物を買ってくれる「上得意客」である。

そんなお客さんは、スーパーの店先に置かれたその「生ゴミ処理機」に毎日の様にゴミを捨てに来る。

👤近所に地域のゴミの収集所があるけど、怖いお爺さんがそこで見張っていて、「町内会費を払わない『来たりモン(移住者)』にはゴミを捨てさせない!」と脅かすのよ(^^;

でもお宅のスーパーのおかげで、生ゴミもペットボトルもプラごみもトレーもみんな回収してくれるから、揉めごとが収まって良かった。

どこにもいそうな縄張り意識の高いうるさ方、もちろん今までもゴミ捨て場の管理をしたり、ルールを守らない移住者に悩まされたこともあるだろう…。


私は「ここまで民間のスーパーがやらなきゃならんのかな?」と思いつつも、役場の担当者に言ってやった。

👤「地域のゴミ問題をウチのスーパーに解決させるんじゃない。補助金も出ないのに、みんなに『スーパーに捨てればOK!』て言ってるらしいじゃん」

よほど地域の長(おさ)のことが怖いらしい。議員など長の知り合いばかりだ。その結果行政の答えはいつも「まあ、上手くやってください🙏🏻」だけ。ChatGPTにも劣る回答である。

☝️『住みやすい街ナンバーワン』『移住したい街ナンバーワン』が売りなのに人口が減っていく。都会で移住者勧誘の説明会もやってるのに、現実はゴミを捨てると怒られる街 (笑)

受け入れ態勢ができてない街に移住した人は何を思うのか…?意外にこれと同じ情景はどこにでもあるのかも知れない。


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com


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