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【レジの人は座ってちゃダメなの?】

学生のアルバイトが会社(べイシア)に投げかけたこの問題…。私も前からそう思っていた。

海外旅行で現地のスーパーマーケットに行くのは楽しいものだ。その土地ならではの商品が並び、オリジナルエコバッグなんかお土産にすると喜ばれる。

華やかな入り口から売り場全体がイベント会場のような雰囲気で、お客さんの購買意欲をそそる。どことなしか香る、海外独特のスーパーの匂い(お菓子の香料or 化粧品の香り?)が好きな人もいるはずだ。

そしてセキュリティもしっかりしていて、腰に「例のもの」を身につけたガードマンが無表情に立って防犯に努めているし、お客さんが持ってきた袋やバッグもクロークに預けさせられ、万引きやその誤認逮捕を防止する徹底さ。

日本なら入り口で「カバンを預けろ」なんて言われたら気分を害す客が多いだろう。片や海外では「私は悪いことしないからカバンを預けた方が清々していいわ!」と相成る。

☝️次に日本人が驚くのは、レジで会計する時のスタッフの態度が、日本と段違いに「事務的」であることだ。

・「いらっしゃいませ!お待たせいたしました」と一礼

・(現金の場合) ◯◯円のお会計です→◯◯円お預かりします→(手を添えて)◯◯円のお返しになります→「ありがとうございました、またお越しくださいませ」(と深々と一礼m(_ _)m)

皆さんがよく見る光景だろう。


日本のスーパーでは、昔から(レジ)チェッカー教育というものが行われていて、グループ企業全体のコンテストなどが盛んである。

お辞儀の角度、笑顔・言葉遣い・正確さと速さを競い、表彰されると業界誌にも紹介されるため、専門のトレーナーまで付けて店舗全体で頑張る。

レジの担当者は女性が多い。単純とも言える仕事で、男性はすぐに飽きてしまうことも理由の一つだ。休憩時間を除き立ちっぱなしでレジを打つ。寒い時は足元にヒーターを置き冷えを防ぐが、足りない時はホカロンを背中や腰に貼って凌ぐ。まさに重労働である。

海外でこれをやらせたら一発アウトだろう。
立っても座っても、レジの仕事は変わらない。機械がバーコードを読み取りながら、商品を会計済みのカゴに移動させるだけである。支払いも今ではキャッシュレスでお客さんがやってくれる。

(言っちゃ悪いが)アメリカのスーパーなんか、日本のお客さんが好む「お愛想」も無いし、ガムを噛みながら会計はレジに表示された金額を見ろと指差し、発する言葉は「Thank you !」と「next!」くらいだ (笑)。

👤もう日本でもレジは座って打っていいと思いません?

「おもてなし」のレベルは必要最小限でいいし、チェッカー教育だって莫大な費用が掛かる

一番いけないのは、「あのスーパー、レジが座って仕事するのよ!客商売なのにねぇ〜」なんて言い始める人が現れることを恐れて、今だにお辞儀の角度を分度器で測りながら「教育」しているスーパーの方だろう。


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あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

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