見出し画像

成長企業が必ず経験する従業員クーデターの真実とその対処方法

今日のテーマは成長企業が必ず経験する従業員クーデターの真実とその対処方法という話を書きたいと思います。音声がいい人は上のSTAND.FMで聞いてください。

責任感と正義心の爆発!これがクーデターの本質です。

その責任感や正義が組織に対して反発が生まれ謀反を起こした方も、起こされた経験したことのある人もいっぱいいると思ういます。

今日はなぜあのクーデターは起きているかの解説。そうなった時の対処法とそうならないための方法をご紹介します。

基本的にこのクーデターは伸びている会社とか、さらに伸ばそうとしている会社でよく起こります。

いやいや、山根さん。伸びてない会社でもクーデターは起きていますよと。はい。私もそんな話知っていますが、伸びていない会社の場合の謀反や反乱はそもそも会社のトップに問題があるケースが多く

・貢献に見合った給与を払わずに搾取
・パワハラ的な行動に問題がある
・能力が低いとみんなにレッテルを貼られているのに会社を公私混同
・そもそも器が小さい
・人として尊敬できない

こんなケースが続くと、それは従業員も人なので、反乱起こしますよ。でもそれは、自業自得のれべるで、あたらめるのはトップの人間性です。ということで終わります。でも伸びてない会社ってこのクーデターなかなか起こらないいのです。なぜかというと、諦めが強いからいい社員から戦うことも馬鹿らしくなってやめていく。会社と戦っても意味がない。戦うだけ無駄。だったらさっさと見切りをつけて止める。戦っても貰えてないってことですね。 寂しい、、、、

僕もこういう社長の元では働かない方がいいと思うので、頑張って会社を変えようとせず(絶対変わらないから)新しい活躍できる場を探した方が良いので、このイタイ社長のケースを除いて話をします。

では、ヤーベー経営者に起こるのではなく、逆にいい社長のもとで多発しているからなんでだろうという話になる。

そこには実は正義と正義の戦い(ジハード)聖戦が起こっているわけです。

プロダクトライフサイクルで的にいうと、起業当時やどんどん大きくなっている時、つまり導入期と成長期にはこの問題は起こらない。導入期や成長期にはやることが単純で何も持っていない集団は攻めることだけを考えればいいので考え方や方向性が単純で、みんなの思いもブレが出にくい。

では、どのタイミングで勃発するかというと成長期が終わりそうになり成熟期に入りそうなるあたりのタイミングが一番多い。具体的に、例えば、、

・拠点を広げる
・新事業を展開する
・担当役員を外から引っ張ってくる
・営業戦略を見直して顧客の入れ替えをする
・その他大きな投資をする

こんな状況の時にバンバン勃発します。

なぜか?成長期を乗り越えた組織や個人にはある種の成功をしたという自信と、その気付き上げたことで一回ホット一息つきたい。なので、自分たちが作り上げたものを変えたくないし、壊したくないという守りの心が知らず知らずに大きくなっている。

その心が、やり方を変えること、捨てること、新たな挑戦する事を拒む。

本人たちは自分たちが築き上げてきたという自負があるし、自分たちが儲けている利益を他に使われるのが面白くない。

このままのやり方でいいじゃないかっと
みんなこの延長線でやった方が楽しいじゃないのっかって

・新しい挑戦が失敗したらどうするの?


・そんなとこに金使うなら給料あげろ
・最近の社長は現場に出てないから現場もわからないのに指示だけは多い。
・あの人たりちは全く今の状況を理解できていない。
・昔は良かった。一緒に現場で仕事をしてくれていた。


・今や何しているのかわからない。
・なのにどうもお金は使っているらしい。

これは断固として阻止せねば!
ね〜ね〜みんなもそう思うよね。
会社は変わった!こんな会社だれも望んでいない!

そうだ!私は立ち上がる!みんなのために!
いやいや!経営者も含めた会社全体の未来のために!

と、だれが発起人になるかというと
今の時代を作るために1番活躍した人が、その役になることが多い。例えばNO.2がその謀反の主犯格になるケースも多い。

あとそれに賛同する形で俄然協力するのが30歳前の正義感に溢れるピュアな若手。この狼煙が上がると、案外それに同調するスタッフも多く
ムーブメントになりやすい。

なぜかというと人間言葉にはしないまでも、会社に対して100%プラスな人っていなくてマイナスの感情や不満や不安は少しでも持っている。でも言葉にしてないし、する必要がないと大人の対応をしている人がいますよね。

そこに、革命軍が「あなたもそうおもわない!」っといってマイナス感情を煽ってくればそりゃーポツリポツリ、、と喋って、そうだそうだ!となるよねっと。

じゃ〜その一方で経営者の言い分はどうなのか?

・この状況を続けていくだけでは業績下がってくることがわかっていて
・未来について語ると脅しになりそうだから話いていない
・利益が出ている時にしか投資はできない
・そもそも、新規の取り組みを全員に話して同意を取る必要はない
・給与としてはしっかりと払っている
・今のやり方を変化させるか、新しい取り組みをしないと企業は滅びる

ということから新しいチャレンジをみんなを極力巻き込まないようにしようとする。

これっ間違ってますか?絶対に間違っていないんです。経営者に考え方に僕も賛成です。じゃないと、こんな厳しい時代、生き残れないから。

そもそも両者は見ているものが違う。

革命軍は目の前の事と過去と今の事を必死で考えていて
経営者は広い範囲で未来の事を必死で考えている。

普通にしてても交わるわけない。真逆な価値観ですもん。

では、どうすればいいか?

この戦争は何の戦いかというと簡単にいうと「今」に対しての解釈の対立なわけですよ。

革命軍は過去の歴史と自分たちの実績を守りたい
経営者は見えない未来を作りたい

だから、その二つを結びつけるストーリーテリングが必要なんです。

経営者はロジカルに攻めてもダメなんです。
論理だけで、一方的に攻めると心が反発してしまうんんです。

太陽と北風の話ですよ。

感情に訴えかけるように過去を認めた上で
その過去のおかげて今がある事を褒め称えた上で
将来このまま続けた時のリスクをイメージさせて
未来の会社をこういう風にしたいと伝えて
今戦略としてこれをやらないといけない。
それも、簡単でないので、失敗もあるし、思うように大きくならないかもれない。
見えないことへのチャレンジなので、朝令暮改もあるでしょう。
でもその挑戦ができるのはみんなのおかげです。
全てみんなに伝えながら進めることはできないが
そこは私を信じてください。

これくらいはストーリーとしては語れないと
なかなか人はついてこないし、自分たちの正義を戦いは絶えないでしょう。

細々とした戦いに終止符を打つためには、同じ土俵で戦ったらダメで、圧倒的に見ている世界と想いが違うと見せつけないと。

キングダムでいうところの
後の秦の始皇帝エイセイになれってことです。

一国、一国が小競り合いをしている時に俺は、こんなくだらない争いをなくすために中華を統一する。そのためには多くの血が今は流れるだろう。しかし統一が叶った暁には、戦いのない世界がやっくる。と言い切ってやりきるくらいの気概が欲しいっすね。

誰も考えないようなビジョンをしめして、ストーリーとして語る。

これしかないですね。

経営者の皆さんストーリーテリングの能力を身につけましょう。

論理的な話を感情が揺さぶられるレベルで喋れるように
この能力これからの世の中で最強の能力です。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?