最も共感性があるのは、子供が良いと思うもの
こんにちは、やまかず です。
今日気づいたことを話します。
最も共感性があるのは、子供が良いと思うもの
自分はクリエイターとして、ものすごくニッチにすごくウケるってものじゃなくて、みんなが「ものすごくいいよね」って言ってくれるものを作りたいって思っているので最大の共感性のあるものは何か、っていうテーマで悩んでいました。そんなある日、友人が銀座のG8でやってるJAGDA新人賞展2019に行った時の話を聞きました。
彼が行った際、しばらくすると子供がやってきて3人のクリエイターの展示がやってるんですが、真っ先に岡崎智弘さんの作品に走っていって「すげえ!面白い!」って言ってたらしいです。
これを聞いて、あーなるほどと気がつきました。「大人が良いと思うもの」と「子供が良いと思うもの」っていうのがあるんだなと。
そして、僕も岡崎智弘さんの作品が一番面白いと思ったんです。(他の人も面白かったし、美しかったです。)もしかしたら子供と大人の一番良いと思うものっていうのは一緒なのかもしれません。
(岡崎さんの作品たち)
子供でも楽しめるものを作れ
こういうことを考えていると、過去に見た吉岡徳仁さんのプロフェッショナルで出ていた話を思い出します。
吉岡徳仁さんは、三宅一生さんの事務所に5年いた後、フリーランスになり、前衛的なプロダクトをを作っていたんですが、ウケるのは一部の業界関係者のみで、世の中の反応は少なかったらしいです。それを吉岡さんはこう言ってます。「すごくもやもやしてましたね、世界では例のないものを作ったりしてるのに、なんで評価されないのか。」
31才で、ISSEYMIYAKEの展示を任された時、三宅一生さんが度々言っていた言葉を思い出したらしいです。「子供でも楽しめるものを作れ」。その言葉を思い出し作ったのが、服を天井からつらし、ポヨンポヨン跳ねる展示です。それで大成功を収めたようです。
そこで吉岡さんは、デザインで大事なのは表面的な新しさではなく、人の気持ちを動かすことだと気づき、それから進む道が決まったようです。
(三宅一生さんの言葉は、この動画の25:00にあります。)
まさにこの話はさっきのJAGDA新人賞展での話と繋がると思いました、大人だけが面白いって思うものって「過去の経験や知識の蓄積によって面白いと思うようになったもの」だと思うんですよ、なので人によって違いがあります。だから子供が面白いって思うものを作るとみんなにウケる。
これからの時代はコンテンツをそれぞれ自由に選んで見れるので、人それぞれ価値観もかなり違ってくると思われます。なので、ニッチなものはよりニッチになってく。なので、なんとかニッチにならないようにしたいですね。
アナログが強い..?
話は変わりますが、最近の時代の流れか、アナログで美しいものを作ってる人が目立ってる気がします。三澤遥さん・山中俊治さん・岡崎智弘さん・吉田ユニさん・euglenaさん・荒牧 悠さんなど..。(今キているクリエイターの方々だと思います。)illsutratorで簡単にグラフィックが作れて、pinterestで美しいものも簡単に真似できちゃう世の中でいかに目立つかってことを考えると、そういうツールをメインに使うクリエイションっていうのは弱いのかなってに思いますね。
しかも、この先輩方が作るものは子供でも楽しめる気持ちが動かされるものだと思います。説明を聞いて、「あー、へー..? 面白いかも..」みたいな感想が出る作品じゃないんですよね、「面白い!!」と確実に言える。Appleのcmもそんな感じがします。よく考えられているなって思います。
僕もそういう作品を作りたいですね。
お疲れ様です。読んでくれてありがとうございましたー!
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