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ムシ。国道16号線。三浦半島。鶴見川。御蔵島。カレー。パウンドケーキ。コスタリカのオオキノコムシ。オオ=大といっても1センチちょっと。

メディア論81 インターネットも本もテレビになる。

ニューズウィークの百田尚樹論は、知人でもある石戸諭さんの手によるもので、実に面白かった。

私自身が百田尚樹さんの作品を最初に読んだのは『風の中のマリア』である。主人公は、オオスズメバチの働き蜂。働き蜂は生殖できないメスだ。成虫になってからの寿命はわずか30日。百田さんは、たった1年で巨大な帝国をつくり、そしてその帝国そのものは滅びてしまう、スズメバチの集団の働き蜂というさらに卑小な存在をあえて主

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メディア論80 奇想の系譜展にて

東京都美術館で開催されている「奇想の系譜展」にやられた。

個々の作品は触れていたけれど、キュレーションにやられた。

ものすごいエンタテインメント映画を1時間30分ノンストップアクションで見せられた感じ。息つく絵が1枚もない。ここ数年の美術展で、個人的に圧倒的ベスト。

山下裕二さんのキュレーションの集大成。背後にはもちろん辻唯雄さんの「奇想の系譜」がある。

以下、感想をガンガン書く。

1、

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メディア論78 ミュージシャンは最高のデータベースメディアだ。

マスメディアには、
最新コンテンツだけが商売のタネ、
過去のコンテンツの蓄積=データベースの価値には無関心って
人が実はすごく多い。本当に多い。
これは年齢、関係ない。
爺さんから20代まで、おしなべてマスメディアの人は
新しいコンテンツのことしか考えてない人がとても多い。
理由は明白で、
日々の仕事も、自分の評価も
今作っている最新のコンテンツの
出来と売れ行きで決まってしまうからだ。
が、ウェ

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メディア論79 遅いメディア、裏切るメディア、出会うメディア。

インターネットの普及と、SNSの発達と、スマートフォンの実装で、「誰でもメディア」時代になった瞬間、視聴者や消費者のメディア体験は、速いこと、自分の欲しい予測通りの情報が届くこと、わざわざ出向かなくてもいいこと、となった。

 結果、失われたのは、ゆっくり、頭を冷やして、反射神経に頼らず、考えること。思いもよらない、自分の興味の対象外に出会うこと。わざわざ出向いて、直接人と出会うこと。

この3つ

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メディア論77 人間がメディアであるわけ。

メディアは3層構造でできている。

ハードウェア

コンテンツ

プラットフォーム

メディアの革命は、

新しいハードウェアの発明から始まる。

紙の束。通信機。蓄音機。ブラウン管。コンピュータ。携帯電話。

そして、次にコンテンツを流す

プラットフォームの発明と進化がある。

コンテンツは、大概の場合「すでにあるめでぃあ」がそのままコンテンツになる。

おしゃべりが演劇になり、演劇がラジオ放

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