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「櫻山八幡宮(桜山八幡宮)」と高山祭の神輿・山車「高山祭屋台会館」【飛騨高山シリーズ】

「桜山八幡宮」「飛騨八幡宮」とも。飛騨高山と言えば「さるぽぽ」で、境内には「さるぽぽの起源」となる社がある。主祭神は「応神天皇」で、相殿には「熱田大神」と「香椎大神」と面白い組み合わせ。記紀によると飛騨には「宿儺(すくな)」という、皇命に従わず人民を苦しめたために「難波根子武振熊命(武振)」が討伐に遣わされたという。というが、「宿儺(すくな)」はここを治めていた豪族で大和朝廷が平定しなさい!というやり取りをしたのでしょう。「出雲の国譲り」ではなく「飛騨高山の国譲り」とでも言いましょうか。

仁徳天皇の御代(377年頃)、飛騨山中に両面宿儺(りょうめんすくな)という凶族が天皇に背いて猛威を振るい人民を脅かしていた。征討将軍の勅命(ちょくめい)を受けた難波根子武振熊命(なにわのねこたけふるくまのみこと)は、官軍を率いて飛騨に入った(日本書紀)。武振熊命が、当時の先帝応神天皇の御尊霊を奉祀し、戦勝祈願をこの桜山の神域で行ったのが創祀と伝えられる。
その後、聖武天皇の御代(8世紀)諸国に八幡信仰が栄え、往古は数百本の桜樹が花を競い境内はいっそう整えられたとも言われる。

公式HP

高山祭はこの神社が主体になります。春は日吉神社です。その山車はこの神社横の「高山祭屋台会館」で見れます。

 神社の社殿はなぜ?20年に一度建て替えたりするか?一説には技術継承です!歴史文化は自分たちで守るものです。コロナで歴史を途絶えさせるのはおかしいですよね??私はやることに賛成です。

屋台曳(ひ)きそろえなどが行われれば3年ぶり。感染状況が懸念されるが、伝統文化の継承のため決定した。観光客の来場は控えてほしいという意向も明らかにした。

↓ここから抜粋

変更履歴

▼HP

▼アクセス

岐阜県高山市桜町178番地

▼祭神・本尊と脇時

主祭神 応神天皇
相殿 熱田大神、香椎大神

▼見どころ

 高山祭屋台会館もセットでどうぞ!

▽櫻山八幡宮(桜山八幡宮)

境内MAP

→参道・拝殿・本殿

 主祭神は「応神天皇」で、相殿には「熱田大神」と「香椎大神」と面白い組み合わせ。記紀によると飛騨には「宿儺(すくな)」という、皇命に従わず人民を苦しめたために「難波根子武振熊命(武振)」が討伐に遣わされたという。
 というが、「宿儺(すくな)」はここを治めていた豪族で大和朝廷が平定しなさい!というやり取りをしたのでしょう。「出雲の国譲り」ではなく「飛騨高山の国譲り」とでも言いましょうか。

「難波根子武振熊命」は和邇氏の祖で、京都・籠神社に伝わる海部氏系図では、天火明命を祖として海部氏へと続く系譜の19代目にある。個人的に海部氏と尾張氏は繋がりがあるので熱田大神との繋がりも何となくわかるが、「香椎大神」は福岡・香椎宮から勧請だと思います。
 ちなみに和爾氏って後に春日氏になるよな・・不思議な構図だ・・。

→末社:照前神社(てるさきじんじゃ)

 祭神は「浪速根子武振熊命(ナニワノネコタケフルクマノミコト)」という神様で、この地域を平定したということになるが、大和朝廷がここに来たことを指すのでは?とも思っている。
 「クマノミコト」などから尾張氏系かなとも、ならば主祭神の相殿に熱田神宮が祀られているのも納得感がある。
 祭神は武勇の神・歯の神で、年の数だけ煎った豆を御供えすると歯痛が治ると言われているそうな。

→末社:天満神社、稲荷神社、琴平神社

 まずは天満神社。祭神は菅原道真ですね。右に筆塚もありますね。

 次に江戸時代に伏見稲荷大社より勧請した「稲荷神社」。主祭神はウカノミタマで、サルタヒコ、松尾神も祀る。
 この地域の稲荷社は松尾神が多い。松尾神は国土建設と酒造の神とあるので、京都・松尾大社と同じである。そう松尾大社、伏見稲荷大社といえば「秦氏」ですね。この地域も秦氏が治水を行い、農業を広めたのかも。と言いたいが、お稲荷さんは江戸からのようなので、それより前に松尾神はいたのか?

 次に琴平神社。祭神は大物主神、崇徳天皇。金毘羅さんですね。

▽高山祭屋台会館

高山祭の実物屋台を常設展示している施設。多くの神社はコンクリートの建物に守られているが、ここは守らせつつ見せるというコンセプトである。

一般に高山祭といわれるのは、春(4月14日、15日)と秋(10月9日、10日)の年二回あるように思われがちですが、春と秋では、お祭を行う神社も地域も屋台も全く違います。春は日枝神社、秋は桜山八幡宮の例祭です。
古くから飛騨の国は、大和朝廷ヘ、税のかわりに匠(たくみ)を毎年送り出しました。選ばれて都ヘ出た匠たち(毎年100人~130人)は、奈良の都の宮殿や、お寺の建築に従事してその腕をふるいました。

http://www.hidahachimangu.jp/yataikaikan/welcome.html

 各御輿・山車には神様ゆかりの名前や物語もあるので、神社好き、八百万の神を知る人は違う視点でも楽しめるかと。

 櫻山八幡宮の境内にあり、秋の高山祭に使用される11台の祭屋台を4ヶ月ごとに入れ替えて展示される。博物館では別料金で解説を聞ける機器を貸していただけるが、ここは無料で貸していただけた。

山車には役行者がいたり装飾が面白い。ここで昨日渡った橋のオブジェの謎が解けた。

高山市三町伝統的建造物群保存地区「鍛冶橋」
 北上して橋を渡ると中央に足の長いオブジェと手が長いオブジェが・・。夫婦そろって出雲スサノオの妻・クシナダの父母だ!と気付く。って、諏訪神社もアシツチ・テヅチの神社があるんですよね。諏訪=タケミナカ=オオクニヌシの次男で、出雲の最東地なので、わかる気がするが、ここはなんでだろうか??

https://www.jalan.net/travel-journal/000109177/

私のNOTE「▽諏訪大社:上社末社・足長神社💛手長神社」参照↓。

▼旅行記

▼セットで行くところ

▼仏像展


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