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お酒の飲み方はこれからどう変化していくのか?

なぜ、人はお酒を呑むのか?

いろんな理由があると思います。そこで、試しにAIのCopilotに聞いてみました。

回答はこんな感じでした。

1.食欲を増進させる
2.血行を促進し、冷え性や肩こりを改善する
3.ストレスを緩和して、気分をリラックスさせる
4.人とのコミュニケーションを円滑にする

私の場合、2は当てはまらないですが、1,3,4は当てはまることがあります。特に、4は大事だなと思います。

私はそんなに酒飲みではなく嗜む程度、1週間くらい空けると「缶ビール1本くらい飲みたいな」って思うくらいでほぼ無くても大丈夫です。

でも、久しぶりに会う人とゆっくり話すにはやっぱりお酒があると話も弾みますし、「腹割って話をする」には「飲みにケーション」はいい手段だとは思います。

先日、厚生労働者が飲酒ガイドラインを発表しました。

昨年のイギリスの権威ある医学雑誌「LANCET」に発表された研究結果の反響が大きいことがあげられます。

これまでお酒といえば「酒は百薬の長」という言葉に代表されるように、適量であれば健康にいいと思われてきました。実際に、心筋梗塞などの心血管イベントは有意に減少すると報告されています。

でも、その他の疾患等のリスクを踏まえると、「飲酒量はゼロが良い」ということが今回の研究の結論となっています。

今回の厚生労働省のガイドラインでは、純アルコール量として20g以上の飲酒は大腸がんのリスクを向上させるとしています。これはビールの中瓶1本に相当します。LANCETではさらに厳しく週100gが死亡リスクを高めない上限としています。

ビール中瓶1本なんて、「ようやくエンジンかかってきた」くらいの感覚の人も多いと思います。

これによって肩身が狭くなっているのが高アルコールドリンクです。各社は飲みやすい缶チューハイなど高アルコール飲料の見直しを進めているそうです。

低アルコール、ノンアルコールのラインナップが今後も拡大してくことになるのでしょう。

先ほどのお酒を飲む理由の1つであるストレスの緩和はガイドラインでは飲み方としてはやめた方が良いとしています。他にも他人に強要するお酒もやめるべきとしています。

昔は、「酒・たばこ」は嗜好品の代表のような存在でしたが、たばこが嫌われるようになり、このままいくと近い将来お酒もたばこと同じ道をたどる日がくるのかもしれないといわれます。

でも、お酒はこれまで千年以上も昔から人の歴史の中で重要な役割を担ってきましたからね。日本の神前式のようにお酒を酌み交わすことで契約の証としてきましたよね。

それだけに賢い飲み方を勉強しないといけないな、と思います。

そこで、最近、欧米の若者あたりで聞かれるようになった言葉が、ソバーキュリアスです。

お酒は飲めるんだけどあえて飲まない、もしくは嗜む程度に抑えるというライフスタイルです。「sober」(シラフ)、「curious」(好奇心)で、「シラフへの好奇心」「シラフでいたい」という意味からきています。

酔っ払うために飲むのではなく、あくまでお酒を楽しむために飲むのだそうです。

ソバーキュリアス、ソバーキュリアン(飲まない生き方を楽しむ人)は今後日本でも広まっていきそうだなと思います。


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