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本の棚 #107 『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』

『フィンランド人はなぜ午後4時に仕事が終わるのか』
堀内都喜子

北欧ね

あぁ、ムーミンね。

あれ、それくらいしか知らない。

2年連続「幸福度世界1位」なのに。

なぜ知ろうとしなかったのだろう。

幸福度が高いことは知っていたのに。

どこかで「国が違うから」と

スルーしていたのかもしれない。

しかし学ぶところはあるのではないか。

もしかするとそっちの国のほうが

自分には合っているかも、なんてことが

起こりえる。

そうなったらジャパンとはおさらばだ。

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コーヒー休憩は法律で決まっている

はい、一票。

「カハヴィタウコ」=コーヒー休憩

そんな文化が、ここフィンランドにはある。

これは仕事の効率アップのためでもあり

業界によって違いはあるが

10~15分のコーヒー休憩が勤務時間に含まれる。

コーヒー好きなぼくからすると

なんて幸せな国だろうと

カフェインなしでも興奮してしまう。

ずっと集中するのは限界がある。

それなら適度に息抜きをしながら

パフォーマンスを維持していくほうが

いいだろうし、バテることも少ない。

身体にむち打ちながら働き続けて

心身ともに削られる日々を過ごすことは

誰のためにもならない。

さぁ、一杯のコーヒーを飲みましょう。

1年は12ヶ月でなく11ヶ月と割り切ればいい

フィンランドでは多くの人が夏休みをとる。

それもゆったり1ヶ月。

年明けには夏休みのスケジュールを

社内で調整し始めるらしく

できるだけ心置きなく休めるような工夫を

するために準備をする。

休暇中の自分の代わりになる人を

指名しておくこともあるそうだ。
(大学生インターンなど)

このように1年間の設計の時点で

ジャパンとは違いがあるのだろう。

法律でも12日以上の連続休暇をとることが

決められているのがフィンランド。

日本では「有給をとらなければならない」と

有給を使うことに必死だ。

もっと前のめりに、明るく使いたい。

グッバイ・ヒュッゲ
ハロー・シス

ヒュッゲはよく聞くやつだ。

心地いい空間、時間といった意味のデンマーク語。

では、シス(SISU)とは?

忍耐力、やり遂げる力、不屈の精神、ガッツ

思ってたのとだいぶ違う。

これがフィンランド人のアイデンティティ。

自分がそうしたいからする

そんな強い決意や気持ち。

これがフィンランドの幸福の秘訣なのか。

主体的に生きている人生は

いつだって幸せだ。

シンプルで心地いいライフスタイル

「ムカヴァ」=居心地のいい

そんな社会をつくっているのが

「サスティナブル(持続可能性)」ということばだ。

それがファッション、インテリアなど

様々な場面の取り組みで垣間見える。

「循環する社会」にいち早く挑戦している。

すでにあるものをどれだけ大切にできるか

ぼくたちにも問われている気がする。

また新たな世界観をこの著書から

感じることができた。

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#読書 #推薦図書 #フィンランド

#働き方 #生き方 #幸福度 #堀内都喜子

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