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作家の日々

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2020年5月の記事一覧

えっ、もう五月が終わるんですか(白目)

えっ、もう五月が終わるんですか(白目)

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 毎月毎月スタンド攻撃を受けている気分ですが、今月も「もう!?」と悲鳴を上げております。

 今月は、前半は某長編の手直し、後半はゲラやら別の案件の手直しやらに当たった感じです(そして、前半に提出した某長編についてもさらなる手直しが決定してます)。それとは別に、選書とか某掌編とかを書いてましたけど、基本はこんな感じです。

 どうもここのところ、作業の効率が良くない……。
 作業そのも

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日陰趣味について

日陰趣味について

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 結婚前にやっていた趣味の一つに、ナイフ蒐集がありました。

 この話をするとみんな「えっ」って顔をするんですが、いや、ナイフってなかなか楽しい趣味です。ちなみに、高いナイフだと何十万とするので、コレクターの多くは実用に供するというより、ある種の美術品として集めておられる感じです。わたしはそこまで高いナイフは買ってませんでしたが、片刃のナイフを集め、工業油とウェスで手入れをしたりしてコ

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「答えのない時代」の歩き方

「答えのない時代」の歩き方

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 昨日の話ともリンクしますけど、現代には、「正解とされる生き方」が存在しないですよね。
 わたしの親世代だと、「都市郊外にマイホーム、子供は2人、できれば3人、マイカーを数年ごとに買い替えて、休みの日にはハイキング」みたいな家庭モデルがある種の正解として機能していましたし、わたしなんぞはそうしたものが大人のあるべき姿だと教わってきたくちです。当然、こうした生き方の前提には、終身雇用制と

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非常事態宣言が解除されましたね

非常事態宣言が解除されましたね

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 とりあえずは良かったんじゃないかなあ、というのがわたしの個人的な感想です。
 色々諸説ある状況なのは分かっておりますが、それでもあの憎い新型なんちゃらが日本においては下火になってきたのは一応事実として認定してもよいでしょうから。
 今後のことは分かりませんよね。確かに疫学的な見地からは第二波がやってくる蓋然性はかなり高いでしょうけど、何事につけ「必ず」なんてことは言えない時代です。

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作家という『登場人物』の価値を毀損しない振舞いみたいな話③

作家という『登場人物』の価値を毀損しない振舞いみたいな話③

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 前回

 の続きなんだぜ。

 前回の趣旨は、SNSみたいな場所においては、本来自身の中ですら矛盾をきたすのが当たり前の一個人がキャラクター化されて、ある種の一貫性が求められてしまうよ、という話でした。

 ぶっちゃけわたし個人は他者の一貫性に興味ありませんし、むしろ一貫性なんて持たないほうがいいとすら思ってます。かの孔子も『君子豹変す』などというものですし。ところが、意見発信のしや

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作家という『登場人物』の価値を毀損しない振舞いみたいな話②

作家という『登場人物』の価値を毀損しない振舞いみたいな話②

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 前回

 の続きなんだぜ。

 前回の趣旨は、小説家がSNSなどで発言を繰り返していくうちに、実際の自分とズレたキャラクターがそこに立ち上がり、参照されていきますよ、というお話でした。そして、ときとしてキャラクターと自分の乖離が発生し、場合によると二者が齟齬が来たしますよ、というところまでです。

 これって問題なの? という方もいらっしゃることでしょう。
 でも、実はかなり問題です

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作家という『登場人物』の価値を毀損しない振舞いみたいな話①

作家という『登場人物』の価値を毀損しない振舞いみたいな話①

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 お前が言うな感が甚だしいですよね(白目)。
 まあそれはさておき。

 作家と作品は全くの別物です。そうじゃないとわたしなんて数千人を殺した人物や、主家を崩壊させた人物や、父親とばちばち対立する人物と同じ価値観を持った人物ということになってしまいます(当然、人を殺したことはないですし、主家? なにそれおいしいの、ですし、父との仲は良好です)。そして、わたしの人物を知り、かつ本を読んで

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きょーふの2021年

きょーふの2021年

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 昨日、某編集者さんとのメールの最中世相の話になり、二人でしきりに2021年のことを気にしてました。
 わたしは2013年デビューなので経験はありませんが、サブプライムローンの破綻に端を発するリーマンショックや、東日本大震災の混乱に伴う不況は相当出版界にダメージを与えたそうです。そりゃそうですよねえ。当時のわたしの生業にもかなり影響が出ましたもの。そんな経験を加味して考えると、問題発生

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コア向けビジネスではあるのだけれど

コア向けビジネスではあるのだけれど

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 以前のエントリで、

「小説家という仕事はコア向けビジネス」

 と書きました。
 わたしとしてはそんなに間違ったことは言っていないと思っていますし、(ごく一部の人気・有名作家を除いては)コア向けビジネスであるという前提の下に自分の事業を設計していくのが基本的な戦略であろうというのがわたしの大まかな考えであります。
 実際、現代の小説家は1万~3万人くらいの潜在的なお客さん(毎回私の

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凄く面白いんだけど……。

凄く面白いんだけど……。

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 社会人の皆さんは必ずや頷いてくださることでしょうが、おそらくどんな業界でも職務上知り得る秘密というものがあります。
 えっ? 小説家は一人で仕事をしているんだから他人の秘密に触れることなんてまずないだろ? ですって? 意外にたくさんありますよ。どうしたわけかはわかりませんが、出版業界には「事情通」と呼ばれる方がおり、そうした方と何らかのやり取りがあるとあら不思議、色々な情報がざばざば

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月並みですが、WEB呑みがヤバいという話

月並みですが、WEB呑みがヤバいという話

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 以前は月に2~3回くらいは外で酒を呑んでいましたが、ここのところ、外呑みができないこともあり(実際にはできないこともないのですが、家人の都合で外食を控えています)、酒を呑むということをしていません。とはいえ、いわゆるリモート飲み会に何度かお誘いいただき、そのたびに酒を呑んでいるのですが……。

 呑みすぎちゃいますね、本当に。

 わたしはまあまあ酒に強い性質なのですけど、毎回へべれ

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時空が乱れている!

時空が乱れている!

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 進行が遅れ気味です。
 なぜ? って?
 それもこれも、ゴールデンウィークのあんちくしょうのせいなのです。
 いえね、たいていの場合、ゴールデンウィークに代表されるような大きな休みがある場合、休み前に原稿を出すか、休み後に原稿を出すかになるのです。なぜなら受け取り手である編集者さんも大型連休で休みである場合が多く、休み中にメールを送っても反応がないことが考えられますし、そもそもたまの

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自由であっても

自由であっても

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 小説家は自由な商売だと常々申し上げているわたしですが、とはいえ、完全に自由な存在というわけではありません。わたしたちは小説を書いてそれで日々の糧を稼いでいる存在ですが、わたしの小説を形にして値をつけ、運搬し、販売してくださる皆さんがいらっしゃるからこそ、わたしの稼業は成り立っています。何を言いたいのかというと、資本主義のルールに組み込まれている以上、完全に自由な状態を作り上げるのは大

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寒天天国

寒天天国

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 ここの所シリアスな話題が続いていたので、ちょっとリフレッシュです。いや、本来わたしはまじめな話をすると背中に怖気が走るくちなので、本来ならのほほんとした茶飲み話ばかりに興じていたいのです。

 まあそんなわけで、今日も今日とてノットシリアスな話をしていきたいなあと思っております。

 さて、ここの所、寒天甘味づくりに目覚めております。
 いや、簡単ですよね、寒天。特にわたしが使ってい

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