やよやよ

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「推し」のグッズに興味が無い、グッズが欲しくないオタクの生きづらさ(後・完結)

※(注意)デスノートのネタバレ要素があります 前回のあらすじオタクのはずなのにグッズに興味が無いせいで、中高生の頃は「オタク」のグループ内で「オタク」と認められず、疎外感を感じていた。 そして「自分は何オタクか」を考えすぎて病んでいたが、高校卒業以降は完全に一人でオタ活をするようになり、そうした悩みから解放され、自由な「推し活」ができるようになった。 これは一見「オタクコミュニティ」と「自分は何オタクか」という問いからの敗走、思考停止によって得た妥協点としての安定に見え

    • 「推し」のグッズに興味が無い、グッズが欲しくないオタクの生きづらさ(前)

      が半端ない、という記事です。 主にコミュニティの中での「アイデンティティ」証明、「キャラ」の確立に失敗した人間の生きづらさとそこからの脱却について語っており、若干のタイトル詐欺感が否めませんが、少しでも検索に引っかかりやすく、今まさに「オタクなのに推しのグッズに興味が持てない」ことで苦しんでいる人に届きやすくするための題名です。ご了承ください。 ※この記事ではオタク、という言葉を主に二次元のオタクの意で用いています。また、カップリング文化にも少し否定的ととれる表現があるた

      • (別に炎上しなかったけど)東リべ3期某シーンについてありうる批判と擁護

        ※この記事は2023年秋に書いたものです。 結果としてアニメは特に炎上はしませんでしたが、なんとなく供養させていただきました。 ないとは思いますがこの記事が拡散されるのはあまり良くないかなと思うので、noteの有料機能のテストのために有料とさせていただいてます。 アニメ版東京リベンジャーズが遂に3期を迎えました。 一ファンとして嬉しい限りなのですが、少し危ういというか誤解を招きそうなシーン(原作18巻半ばのあるキャラの回想シーン)がありそこだけ切り取られて拡散するリスクを感

        有料
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        • 性的同意が重要かつ偉大な発明であることは前提で 「性的同意を得た性交」をゴールとする価値観には問題がある。 同意を得られず行為に及ばないシナリオが下に置かれるならば、性的行為を「する/しない」の選択肢に不均衡が生じ、同意を求められる側は主体的な選択が不可能になる。

        「推し」のグッズに興味が無い、グッズが欲しくないオタクの生きづらさ(後・完結)

        • 「推し」のグッズに興味が無い、グッズが欲しくないオタクの生きづらさ(前)

        • (別に炎上しなかったけど)東リべ3期某シーンについてあり…

        • 性的同意が重要かつ偉大な発明であることは前提で 「性的同意を得た性交」をゴールとする価値観には問題がある。 同意を得られず行為に及ばないシナリオが下に置かれるならば、性的行為を「する/しない」の選択肢に不均衡が生じ、同意を求められる側は主体的な選択が不可能になる。

          極論を承知で言わせてもらう、あなた達は「異性」との関わりが多くないから「男女の友情」についてとやかく言えるんだ

          前置きこの記事はいわゆる「男女の友情は成立するか」と言う議論の背後にあるものについての話です。 noteという媒体でこのような過激な主張をするのもなんだが、筆者はきょうび「男女の友情は成立するのか」問題をそれが孕む多くの倫理的・論理的欠陥を意識しないまま一生懸命こねくり回している方々はXで「デートで彼女をサイゼに連れてくのはありかなしか」を無限に論じている方々と同じようなタイプだと認識している。 どちらの命題も「考え方は個人によるとしか言いようがない」要素を含みすぎている

          極論を承知で言わせてもらう、あなた達は「異性」との関わりが多くないから「男女の友情」についてとやかく言えるんだ

          Netflixの巧妙な策略により刃牙に沼った 2(ピクルvs烈, ピクルvs克巳編)

          前回の振り返り このシリーズはかねてから興味を抱いていた刃牙がネトフリで好調と聞き、重い腰を上げて見ることにしたが、順番を調べると言うたった一手間を惜しんだ結果、対カマキリ戦から見てしまった人間の感想記です。 今回はなんやかんやで刑務所編を割とエンジョイし、作品のノリに慣れてきた頃にピクル編に入り急にキャラが増え本格的に「おもしれえことになってきた…」的なワクワク感と共に作品を楽しんでいた頃の記録です。 さて、「地上最強の親子喧嘩」という作品全体のテーマに照らして考えた時

          Netflixの巧妙な策略により刃牙に沼った 2(ピクルvs烈, ピクルvs克巳編)

          Netflixの巧妙な策略(?)によって刃牙にハマってしまった

          この世には「見る順番わからん」コンテンツがある。 シリーズとして単一のタイトルを冠しているものの、エピソードの独立性が高く必ずしも最初から見る必要は無いが、その反面関連性の高いエピソードは見る順番で大きく印象を変える… 要するにジョジョやスターウォーズのことである。 「刃牙」もまた、どこから見ればいいのかわからない。しかしこれは「どこから見るのが最適か」わからないという意味だけでなく、そもそも「順番がわからない」のである。 「グラップラー刃牙」やら「範馬刃牙」やら「バ

          Netflixの巧妙な策略(?)によって刃牙にハマってしまった