だめリモートワーカーのだるだるモーニングルーティン
さあ、モーニングルーティンといえば朝起きてスムージーとか飲んでジョギングに出かけたりする素敵な光景が思い浮かぶ。多分読んでいる方もそういったモーニングルーティンを期待して本記事を開いたことだろう。
期待を裏切って申し訳ない。
爽やかなモーニングルーティン……を紹介したいのはやまやまだが、私は病院にかからないといけないぐらいの低血圧だ。朝は地獄だ。
そんな私がリモートワークを始めて3年になる。始業が遅めで夜も遅い。
そんなわけで私の1日は始業10分前から始まる。さわやかな目覚ましの音で起床し、目をこすりながらなんとなくベッドの上でぼーっとしている。
私の血圧はひどい。収縮期血圧が90もないし拡張期血圧も50もない。
雨が降っているとさらに悪化するが、この関係で基本的に午前中はほとんど意識がない。したがってこの時点の頭の回転は0に近い。
しかもストレス? で胃がやられていて食事すると気持ち悪くなるので、起きたら胃腸が動く薬を飲むようにしている。
始業時間になったらなんとかベッドから這い出して、仕事用のチャットやメールなどを確認する。朝消化しないといけない急ぎの用事が無いことを祈る。
たまに始業直後からミーティングとか言われることがある。
起床10分でミーティングに出る私はもう半分寝ている状態だがしょうがない。ものすごい表情になっているが、声には出さないようにしているので問題ない。リモートワークで良かった。
急ぎで消化する仕事がない場合は、そのまま別室に移動して心地よい音楽と共に朝ヨガを始める。
朝ヨガをしている最中に誰かに話しかけられた時、音で気づくのだが、始めたばかりでなければ別に中断はしない。ヨガは10分くらいで終わるので、まあ5分程度応答がなくても「離席していた」で済むだろう。
これで大体、10%くらいは頭が働きだす。
その後、おしゃれなトレイにヨーグルトやコーヒーなどを用意してパソコンの前に戻る。
コーヒーはインスタント、粉から、豆から、いずれも設備があるのでその日の気分で何をどう飲むか決める。まあ気力がない時は大体インスタントだ。必ずブラックである。
コーヒーさえ飲めればカフェインの作用で頭の回転は30%くらいまで回復する。
しかし悪い時は豆から挽いたのに、その直後ミーティングに召還されて終わる頃にはせっかくのコーヒーが冷めているということもある。冷めきったコーヒーを飲む私の気分は最悪だが、まさか「コーヒー冷めるんで終わりましょう」とも言えない。他の人が喋ってる間に飲めばいいのだが、なぜかミーティングで喋るのはほとんど私である。他の人も喋ってよ。と思うのだが黙っていると、とっくに分かりきっていることを再度話していたり、間違った前提条件のまま話が進んでいって、誰も訂正しないので、途中で入らざるをえなくなる。いち早く終わらせたいので私は答えをズバズバ言っていく方である。そうすると他のメンバが育たない。するとまた誰も喋らないので私が……という負のループに陥っている。
どうせ、最後まで黙っていることに成功したとしても、最後には意見を求められる。
絶対に始業1時間後ぐらいまではミーティングをしないで欲しい。
あとお昼頃からロボット掃除機が動き出してミーティング音声に入っちゃってうるさいのでお昼も避けて欲しい。
なぜ夜などに動作させないか? うるさいからだ。仕事は邪魔されても構わないが、プライベートな時間は邪魔されたくない。もっと夜だと寝ている。
暇つぶしにタスク管理システムなどを眺めて「あいつ仕事進んでないじゃん」などとつぶやきながら朝ごはんや朝のコーヒーを飲み終えたら、顔を洗って適当な洋服に着替える。それから当日こなすべき作業などを確認し、適当にこなしていく。
この時点で頭の回転は60%くらいで、以降、夕方になるにつれて調子が良くなっていく。
だから午前中はほぼ無意識状態で動作しており、もう座って重力に耐えるのがやっとという感じだ。
低血圧は病院で血圧を上げる薬も出してもらっていて、立ち眩みなどは無くなっているのだが、調子の悪さはどうしようもない。電車通勤している頃は立っていることに耐えられず、途中で電車を降りるなどしていた。
なのでリモートワークで良かった。というかリモートワーク以外はもう無理だと思う。
いかがだろうか。これが私の華麗なる朝ルーティンである。
この記事を読んで……。
コイツよりはマシだと自己肯定感を高めていただければ嬉しい。
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