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    1995-

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感染症なんかよりも大きな絶望

ちかごろのわたしの記録をしておこう、 この一年はつらく苦しいものだった、 そもそも人生の中でどこかを切り取って幸せな一年だったことなど記憶にないが、、、その中でも頭ひとつ抜けて本当に辛い1年だった。 精神が壊れると身体も壊れる、また逆もそうだと思うが、この一年で完全にじぶんが 壊れた 元のわたしがどんなだったかも、よく笑う人だったのか?どこで悲しむ人だったのか?どこまで赦せる人だったのか?こんなに怒り以外の感情を持たない人間ではなかったことは確かだと思う。 なにをして

    • 一番早く酔えるお酒をひとつ

      振れ幅の少なくなった感情の中に身を置いているのか、若しくは自分をどこかに置いてきたのか、 泣くことも笑うこともめっきり減って、23歳 本来の言葉の意味が違えど誰もがその使い方が良いといえばそれが評価され、スタンダードになり、 目に見えないもの以外の評価は衰退し、 肩書きとして残らないものは軽視され、 ビハインドは殆どが本質的には覆ることがなく ほんとうにこれは形容し難い感情なのか、 痛点が麻痺しているのか、 大人になると言うことは諦めることだと未だ思う 多感さを失っ

      • 運命について。

        久しぶりに。 わたしは感動している。 こちらは2019年になったところだ、 2017年も2018年も私というと散々男はみんな同じだとか、全員自分のこと好きになるつまらないだとか、塵屑しかいないだとか、退屈と失望を沢山積み重ねていたところで、もうこの先の出会いなんて諦めていた、23歳になったばかりだというのに。 ところが、 いままでどんな好きになった人にも抱かなかった不思議な感情を持つ人に出会った。 その人とどうにかなったわけでもなんでもないけれど、どこかに書いて

        • 強い女ってなに?

          300バーで豪快に夜とナンパを楽しんだこともあるし、死ぬほど好きだった人に散々ひどくされて別れると言われるたびまたわたしは死ぬほど泣いていたことも何度もある。四対四の高いレストランでの食事の席で人生で初めて悪酔いしてダサい自分にガッカリしたこともある。持ち前のトーク力と気遣いとちょうど手を出しやすい妥協できるくらいの容姿のおかげで飲みの場は大抵一人勝ちなのをつまらなく思ったりもして、朝起きたらいつも男からの連絡が来てるのを疎ましくおもったりなんとなくそれに安心したりする。

        感染症なんかよりも大きな絶望

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        • 二十三歳の筆録
          2本
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          2本
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        記事

          幸せの順番待ちの最中

          わたしが銀座で倒れた日からずっと医師になりたいとうっすら思い続けて、わたしは誰のことも助けられないとも思い続けて、けれど医師になったらどんな悪いことをしてきた人をも救わなければならないのかってちょっと要らぬもやもやを生んで22歳になった 倒れた時は19歳だった、かな、たぶんそうだ。 あれ以来わたしはめっきり身体が弱くなった 誰にも言えなくなったがわたしは文章を書くことだけがわたしの中の唯一好きな部分だ。 素人の他の誰の文献をみても上っ面だけのつまんない文章としか思わない。

          幸せの順番待ちの最中

          Born to be blue

          夜はかなしい、ピアノの音もトランペットの音もかなしい、本の中の文字もかなしい、外にみえるどこかの家の明かりもかなしい、誰かからくる無機質な誘い文句もたわいのないことも、全部、かなしい、夜は全てかなしく見える わたしはブルーに生まれついて、一体なんの意味があったんだろう、何歳になっても、いつも全部に灰色のフィルターがかかっていて、閉鎖的でいて終わりがないような、変な嫌な感じ 悩みのないひとは魅力がない、っていうのはその通りだと思っているけど、悲しさを秘めてることがわかる人っ

          Born to be blue

          青い春とは

          高校のとき、全然練習してない軽音部の部室から漏れるどーでも良さそうな話とどーでもいい笑い声が聞こえてて、向こうのガラスの扉から漏れる陽のひかりと誰もいないテニスコートひとりでよくぼーっと眺めてた気がする なんとなく、すごいそこだけ切り取られたみたいに覚えてる、いつも覚えてる景色のなかのわたしはひとりだってことも

          青い春とは

          でもHEROになりたい ただひとり君にとっての

          深夜3時前久しぶりに勝手に涙がつたってきて、 懐かしく思っている、むかしは毎日こうだった 昔から生きてるのがほんとうに嫌で、私が好きなようにしてると批判されて静かに少しずつ心を閉ざすようになっていってたことを少しずつだったからか、もう忘れていた 気づいたら心の中の声を口に出すことを、思ったままのことを何も考えず口に出すことを、一切しなくなってた こう言えば印象が崩れないかな、こういうときはこう反応するのが正解だよな、何も言わず黙っておこうと思ってたことすらなくなって、意

          でもHEROになりたい ただひとり君にとっての

          青いという劣等感

          この写真を撮っていた時はたしか、仮面の街ばかり聴いてた頃だった気がする。 ひさしぶりに文章を書く 一年一年、めまぐるしく初めて出会う人たちが増えて、想像もできなかったことが起きて、想像もできなかった人と仲良くなって、大きなことが終わって、そしてまた探す 悩みがない人間はつまらない どこかで目にした言葉にわたしはひどく納得したのを覚えている ああその通りだと思った、いままでの葛藤も鬱屈した気持ちも少し昇華した気がした、あたりを見渡していつもくだらないつまらな

          青いという劣等感

          thank you for your kindaness

          平井大にもちっとも興味は沸かない クリープハイプが流行って棘がなくなって好きでもなくなった 君の膵臓を食べたいなんて読む気もしない 白に刺繍のシャツなんて恥ずかしくて着たくない 黒に紫とラメが入ったような浴衣を着るぐらいなら私服で行った方がよほど良い 大抵のベストセラーの本を読んでも自分の人生の方が苦いからなにも響かない 当たり前に静かに女子がしているマウンティングも阿呆らしいとしか感じられないし、 ひとりでいることになにも不安は覚えない 男にモテないファッションでなにが悪い

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          すきなもの

          好きな音楽 F.F.Chopin 松田聖子 The Beatles Mr.Children sakanaction spitz 東京事変 好きな作家 林真理子 窪美澄 山田詠美 好きな色 透明な青 好きな果物 西瓜 ライチ メロン 好きな食べ物 燻製されたもの セロリ 海ぶどう 牛ヒレ 白身の握り

          すきなもの

          ゴースト ワールド

          母親に言われた、 「じゃあずっとその人は変わったらいけないの?」 って言葉がすごく刺さって 戸惑って憤ってうまくやり過ごせずにいる 変わるなよ、一生そうでいろよ、 今になって そういう尖ったこともしてましたね だとか あの時の自分は本当に幼かったですね だとか 絶対言ってほしくないんだよ だけどそれこそが子どもで どんな苦労しても不幸を経験しても 誰もそれを救おうなんて、だから幸せになれるとは 何にもないんだよ、 くやしい

          ゴースト ワールド

          目の前の人は宮城帰りだろうか萩の月の紙袋を下げてる

          あてもなく結末も決めず文を書くときのように、しばしばどこかに出向く日がある。 まるで俯瞰してるように街と人を眺めて、欠伸を聴きながら郊外を歩く。まるで見慣れない高い電気の鉄塔と、住んでいるところよりうんと広く見渡せる空と、まとまりのない服を着て安そうなハイヒールを無理をして履いている洗練されていない女を横目でみて、ぼんやりひとりになる時間がわたしには必要だった。物心ついた頃からひとりだったわたしには、これを寂しいと捉えてこなかった。 なんでもひとりでかんがえて、探して、そ

          目の前の人は宮城帰りだろうか萩の月の紙袋を下げてる

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          どれくらいのペースで行こう? まずは何番手に着こう? あれこれって知恵を絞った あげくが裏目にでます 「愛してる」って女が言ってきたって 誰かと取っ替えのきく代用品でしかないんだ ホック外してる途中で気付いていたって ただ腰を振り続けるよ 寂しさを背負って 恋に繋がれ 地下二階の過去からTAKE OFF この手が掴んだものはまたしてもフェイク すべてはフェイク それすら

          1000と0と線と点の裏

          AM03:00ももう見慣れた時刻 夜眠れなくなってからしばらく経つ。 お酒と夜更かしで肌は痛むし、そうでなくとも夜はひとを蝕む、ひとりの日は。 いつか幸せなAM03:00が確かあったっていうのは何となく覚えてる。 いつもの公園で夜まで話し込んでそのまま熱が上がって誰もいない細い道で静かに燃えるようなキスをしてたAM03:00が確か、確かあった。 それが愛だったのか、欲だったのか、今になるとまったく分からない。きっと愛じゃなかった。 会いたくなるのも、抱きしめたくなるのも

          1000と0と線と点の裏

          レインボー発

          世界中で次に死ぬのはわたしでいい。 だれも知らない、だれも想像つかない、だれも見えないところにひとりでずっといる、いつからそんな感覚になったのか忘れた。 だけど誰と居ても、どんな楽しくても、だれかにキスされようとも、暗いところにひとりぼっちでいる感覚は変わらない。 昔はずっと何かをちゃんと探してた。 でも今はもう何を探してたのかも忘れた。 あきらめた。 わたしの根底にあるかなしみと孤独感を拭うのに必要なものを探すことをやめた。 どんな日もあわよくば、明日死にたい、と思ってる、

          レインボー発