【ランニング】星座占い化するラップタイム
皆さん、ランニング中は何でラップタイムを測っていますか?
便利な無料ランニングアプリも色々あるようですが、私は携帯より断然、GPS腕時計派です。
お値は張るものの、携帯より軽い。
そしてとにかくぱっと一瞬で、一瞥でタイムを確認できる!
携帯は取り出し・収納がどうやっても手間だし、それをタイムが落ちたことの言い訳にしかねないし、何より汗で手が濡れると反応しなくなっていけません。
携帯を使っていた時代(夏場)、走り終わって計測を止めたいのに、濡れた手を拭おうにも身体のどこにも、靴下のくるぶし部分でさえも乾いてる箇所がなく、過ぎゆく時間(延びゆくラップタイム)を前に軽くパニックになった思い出があります。
今は基本、携帯は家に置き去りにしてランニングに出かけます。
何せGPS時計があるのだから!
いい年して、携帯も財布も何もかも放りだして手ぶらで外に飛び出るのは、遊びに行く小学生のような開放感があって良いです。
とにかく身軽に出かけたい人にはGPS時計がオススメです。
結果、道に迷うのもご愛嬌。
足を挫いて一文無しで途方に暮れるのもご愛嬌…。
(文無しでもタクシーには乗せてもらえます)
ただ、一瞬で確認できるがために、ラップタイムを気にしすぎるようになるのは、GPS時計の欠点といや欠点かもしれません。
そもそも向かい風かどうかで天と地の差が出るのに、とにかく目標タイムを切ることに必死になってしまう。
画面上の数字が全てになって、我を忘れてフォーム無視で走ってしまう…
私はこれを『目標ラップタイム至上主義』と勝手に呼んでいます。
このラップタイム至上主義に陥ると、どの程度の負荷と出力でこのペースになっているのか、自分の身体の声を聴けなくなってしまいます。
そして風とGPS誤差に踊らされ、振り回されるようになります。
GPS誤差というのは一つ、厄介な問題ですよね…
最新型のは違うのかもしれませんが、今の愛用品は1kmあたり十秒以上ずれることもあります。
「はい、今のタイム嘘! 誤差!」
と一瞥で切り捨てたとしても統計上はそのラップが本物として記録されるので、目標タイムがいきなり破壊されます。
10秒ずれるなら数秒のずれも当然あると思われ、ただそれは現状、ペースが速くなった/遅くなったと捉えて、調子がいいと勘違い/頑張ってペースを上げて挽回してしまっていると謂われます。
「本当に大切なのは画面上の数値じゃない、いかに適切な負荷とフォームで練習できているかだ!」
と言い聞かせ、ラップタイムはそこそこに、身体の声に耳をすませることを重視したい…ですが、如何せん目に見えるわかり易すぎる指標から自由になるのは難しいです。
最近は"誤差はつきもの"と前提にしたらしたで、
「ペース落ちはしたけど、ここまで遅くなってなくない? 誤差か…」
「今日妙にタイム遅い…誤差か」
と、遅いペースを全てGPS誤差(或いは向かい風)にしてしまいそうになります。
一方で速いタイムは
「妙にタイム速い…今日調子ええな!」
と都合好く素直に受け取りがちで、良い結果はそのまま受け取り、悪い結果は話半分…
これじゃもはや、朝の星座占いやおみくじと化している…?
信じるか信じないかは本人次第。
本人が気分良く走れるなら、もうそれで良いのかもしれないですが。
ちなみに今愛用しているのはEPSONのWristableGPSというものです。
(今はEPSON自体がGPS時計市場から撤退してるんですね、残念…)
直近の練習
5km✕2 セット間休憩 音楽2曲分
4'24"/km. 4'27"/km(もうちょっと速かったと思うのできっと誤差)
15km 4'36"/km
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?