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次男が離乳食を食べぬまま離乳食完了期を迎えようとしている

次男は全然ご飯を食べない。どのくらい食べないかというと、市の保健センターから離乳食相談のために来てくださいとお呼び出しがかかるくらい。

月齢に合わせたレトルトパウチの離乳食を与えようとしても食べたことがない。色々な味を試したが、ついに一度も食べることがなかった。余った離乳食を食べる係だった長男の方が食べていたくらいだ。

食べるといえばフライドポテトやさつまいも。1歳の誕生日にはせっかくの記念日だからと少量の生クリームを与えたが、別人のように嬉しそうに食べていた。

粉ミルクを嫌がり、離乳食を嫌がり、完全母乳ですくすくと育った次男も今年の5月で1歳半になる。「ご飯食べないけど、そろそろ卒乳かもね」なんて夫婦で話し合っていた。

唯一と言っても過言ではないほど母乳しか口にしない次男を卒乳させてもいいものか。まともに食事をしないのに卒乳してゆるやかに餓死への道を歩まないだろうか。親として心配が尽きなかった。

しかし、杞憂だった。卒乳という単語でも耳にしたのかと思うほど、ここ最近の食事量が多い。

小さく丸めたおにぎり、バナナ、なめこの味噌汁、焼き鮭、ひじき、煮豆、パン、ビスケットなど。きっかけはわからないが、とにかく食べる。よく食べるで定評のある長男に負けずとも劣らないほどご飯を食べている。

親としては食べてくれて嬉しい限りなのだが、まさか離乳食を全く食べぬまま離乳食完了期を迎えようとするとは。嬉しいような悲しいような。

いずれにせよ突然の食欲に夫婦で驚くばかり。授乳の間隔も長くなってきたので、本当に卒乳が現実味を帯びてきた。

つかまり立ちの期間がないままハイハイから急に歩くようになったという話は聞いたことがあったが、まさか我が息子で似たような経験をするとは。離乳食を食べないまま普通の食事に移行するだなんて。

保健センターからアドバイスをもらっても食べず、「食べないけどどうしようか」と夫婦で頭を悩ませていた時間は何だったのだろうか。相変わらず育児は正解がわからぬ。

「子供による」が育児の最適解なのではないかと思う今日この頃。

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