大事なことは、ひとりで始めてみる
勤め人で得られるものもたくさんあります。
ただ一方、会社に属すことと引き換えに我慢しなければいけないことも多々あります。
得るものと我慢の間でうまく折り合いを付けられればよいのですが、そうもいきません。ほとんどの方は、グッとこらえて頑張ってらっしゃいます。
ですが、そうもいかない方も一定数いるのです。本人は、別にわがままを通そうとしている訳ではありません。ただ、自分の大事なものを守りたいだけなのです。
その大事なものを得ようと、転職などをされて想いと現実のギャップを埋めようされます。時には転職を重ねてしまうこともあるでしょう。
年収を上げる、良い人間関係を求める、安定を求める、自我の欲求を引っ込めれば、それなりに転職先も探しだせます。ですが、自我(人生を満たすもの)を求めるとなると、かなりハードルが上がります。
新たな職場で順調にいっても時間が経つと、結局は、何か物足りなさを感じるのです。
自分に合う組織は無いのかも知れない、と思い悩んでしまうかもしれません。現実は中々、手厳しいものかもしれません。
ですが、無理をして会社に所属することだけが仕事ではありません。
無理も度が過ぎると、自分自身を壊してしまいます。
せっかくの良い自分、素の自分を、外からの要因で潰してしまう理由は何もないのです。
どの環境で生きてゆくのが一番よいのか。まずは、その観点で考えてみる。とことん自分と言う人間が何を求めているのか、どのような在り方(世界)で生きてゆきたいのか。そして、何を生業としたいのか。
素直に腹落ちするまで、自分に備わってしまった譲れない価値観の根っこを探してみる。
少しでも他人の評価を考えたり、見栄のためだったりしたら、それは自分の想いではありません。
そして、譲れない価値観の根っこがはっきりとしたのなら、一人で始めてもいいのです。
きっと、一人行動を起こすことが、性に合っているのだと思います。
今は色々な選択肢がありますし、思いもよらぬところから応援してくれる人も現れることでしょう。 自分でやるしかない。
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