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南アルプス聖岳

行程

1月にTJAR2022の仲間と聖岳へ。
Day1 芝沢ゲート- 易老渡- 薊畑- 聖平小屋
Day2 小聖岳- 聖岳- 薊畑- 芝沢ゲート

1,500mあたりから雪が現われ、2,000mから雪の世界。
1泊なので久々の仲間とゆっくり話をしながらの楽しい山行でした。
いずれも上位の選手。トレーニングの話、山の話、道具の話。楽しい山行であると共に一緒に過ごすことで、たくさんの学びがありました。

聖平避難小屋

2日目は、日の出前に出発。
気温は-15℃程度。天候はばっちり。

朝日を浴びる小聖岳・聖岳

小聖までほぼノートレース。わずかな跡、尾根の状況を見ながら小聖岳へ。時より強い突風もありますが安全を確保し、さらに聖岳へと向かいました。
聖岳山頂手前、やや急登になりますが、アイゼンのかかりもよく無事に登頂。頂上は爆風でしたが、赤石岳・百間平・兎岳の美しい景色。
TJARのレース以来の聖岳。レース時は、台風の暴風雨と雷、足の痛みに耐えた場所でした。
この日は日本海・大浜海岸まで見え、とても感慨深い時間でした。

聖岳山頂にて
赤石岳
茶臼岳方面。奥に太平洋

今回の学び

この2日間の山行でたくさんの学びがありました。その整理です。

トレーニング

・常に先の大きな目標を作り、具体的にイメージし分析する。
・レースに必要な力、技術は何か、そのためのトレーニングはどうしたらいいか、できるだけ具体的に分析、そして実行する。
・栄養と足のケア。また、靴選びやトレーニングのロケーション選び。

山の道具

・道具は山に重要な要素。特に厳冬期の雪山など、厳しい環境における道具の選択はとても重要。実際に自分で使った経験、他の人が使った経験が重要。経験と実績は説得力がある。
・装備、道具の選択、そして、工夫が自分を助け強くする。

経験者・プロから学ぶこと

特に今回の山行で強く感じた学びは、
「好奇心と質問力」です。何かに秀でている人達はこの二つを強く感じます。
自信の挑戦や人の経験への好奇心がとても強く、自身の成長のための質問が無意識的に多いように思います。

「自分で徹底的に調べると共に、自分よりよく知っている人を探し、臆せず、恥ずかしがらず質問し、それを自分の力にしていくこと」

「その道のプロに聞いたほうが、圧倒的に成長が早い」

「経験談には、トライ&エラー・失敗が既に含まれていて学びが大きい」

この点は、仕事でもプライベートでも活かせることと思います。
人との出会いを大切にし、自分より知っている人から学び、取り入れ、試し、自分のものとしていくことを意識したいと思います。


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