見出し画像

心軽やかに生きること

最後はなぜかうまくいくイタリア人

ふと、本屋さんで気になった本。
UTMBではたくさんの陽気なイタリア人に元気づけられました。

日経ビジネス人文庫

人生の醍醐味は寄り道にあり
いつも仕事し、いつもサボる
空気は読んだことがない

書籍 帯より

名目GDPでは世界第8位、ユーロ圏ではドイツとフランスに次ぐ第3位の経済規模を持つ経済大国。歴史を振り返ると古代文化の発祥の地、ローマ帝国の中枢、そして、レオナルドダヴィンチ、ガリレオ・ガリレイ、マキャヴェリを創出したイタリア。

そんなイタリアの文化。とても面白く元気をもらえる本でした。

人生における「寄り道」を大切にする

極端に書いている部分もあると思いますが、イタリア人は以下のような傾向があるそうです。
・計画は特に立てず、今に100%集中する。
・新しい関心ができると本来の目的を忘れる。
 →寄り道こそ人生。目標達成ではなくその過程を楽しむ。
・好きか嫌いか、美しいかどうかで判断する。
・短所は直さない。長所を大事にする。
・遅刻はする。ただ、他人への遅刻へも寛容。
・最後にはどうにかする。緊急的な対応が得意。

好奇心の強い子供のような感じがし、とても親しみを感じます。

そして、何より「人生を楽しむヒント」がたくさんあるように思います。
今に集中し、今を精一杯生き、好きなことと美・芸術を大切にすること。
大変なことはそのとき考え、そのときに対応しすればいい。
未来の不安は考えない。

情報にあふれ、予見性のない時代ですが、ときに肩の力を抜いて、イタリア人のように生きてみることも大切だなと思いました。

ここに書かれていたイタリア人の特性は本当か、ほかの国の文化はどうか、そして日本の文化はどうか。
次回は、「異文化理解力(ErinMeyer)」について書きたいと思います。

「人間は何らかの社会構造に支配されていて、完全に自由に物事を判断しているわけではない」

ミシェル・フーコー

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?