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『どれだけ多くの人に出会うか、どれだけ多くの活字を読むか、どれだけ長い距離を移動するか、この3つによって人は成長する』

先日読んだこちらの本に書いてあった言葉。
日本人として生きてると『出た杭は打たれる』という言葉や『空気を読む』『無難に、普通の幸せ、一般的に、右へならえ』
という感覚が自然に身についてしまっていた。

だから自分と違うものや、特殊なことに対して違和感や嫌悪感を抱く人が多い。
私は小学生の時から『人と同じ、足並みを揃える』ということが苦手だったけれど
人と同じ、似ているということで安心を感じる出来事もたくさん経験した。
共通点を見つけると嬉しいのだ。
 
『3年B組金八先生』で性同一性障害という役柄を演じた上戸彩さんを見た2001年。
私は13歳だった。
それを見て衝撃を受けたというよりは、
そうだよね、こういう違いもあるよね。
違うというだけで、こんなに息苦しさがあるんだなぁ。。。
クラスのあの子も、もしかしたら同じような気持ちかもしれない。と
毎日制服のスカートの下にジャージを履いて怒られている友達のことを考えた。

私は身長が平均的、性的思考も異性愛で
結婚をして名字を自然と変えて
子どもを2人授かり、家族みんな5体満足で健康だ。

ここだけ切り取ると『フツー』である。
ただの普通の30代女性だけれど
私の中にも、マイノリティの部分はある。

まずは会社に就職してお給料をもらうという
一般企業の正社員ではない。
フリーランスという仕事は、今の世の中だとマイノリティになる。

そして、平均出産年齢は30.8才なので
23才の時に第一子を出産した時は、産婦人科や子育てスペース、幼稚園ママの時も
『若いのに、えらいねー!』
『遊びたい時期なのに、なんで子ども産んだの?』
『若いから、子どもが子どもを育てるみたいで危なっかしいね。』
『若いから、寝なくても大丈夫でしょ!』
と、よくわからない質問や、余計なお世話的な事を言われた。

食事では動物性のものを摂らないことにしている。
肉、乳製品はとくに気を使って避けている。
すると『ペスカタリアン』という呼び方で
また枠の中に、当てはめる人もいる。
体調が良く、栄養素もしっかり摂れているけど心配されたり、不思議な人だなーという顔をされる。

昨日映画館に家族で行き
【えんとつ町のプペル】を観た。
まさに、この変化や改革、そして異端児を嫌う民衆との葛藤が描かれている。

ひとりひとり違う大切な命。
ひとりひとり違うのは、当たり前。
国籍、文化、性別、年齢etc...
たくさんの枠に分けることなく
みんなが、それぞれの個性や長所を活かせる
のびのびとした世の中になることを願う。

世の中を作ってるのは、私たち一人一人なので
誰かのせいにすることなく
みんなが変化に柔軟に対応して
みんなが違いを尊重できて応援できると素晴らしい。

未来は明るい!だって、この変化を楽しむ人が増えていると感じられるから。
違いを知ってもらうために発信する人も、今までの間違いを反省する人も
声を上げられるようになってきてるから。

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