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病気の受容と退院調整 : 2月

こんにちは、ヨギーです。
ピルを導入して安定したかと思いきや、2月は混合状態でなかなか調子が上がりませんでした。
それでも3月の退院に向けて、在宅でのサービス調整を進めることになりました。

まずは自立支援医療と精神障害者手帳。
こちらは入院中にA先生が診断書を準備してくれて、退院後すぐに役所で手続きをすることになりました。

<自立支援医療>
精神科通院にかかる費用を1割負担で受けられ、かつ所得に応じて限度額が設けられ一定以上の精神科にかかる医療費がかからないというものです。
精神科・心療内科通院をされている方は医師に相談し申請することをおすすめします。

<精神障害者手帳>
バスなど一部交通機関が半額になったり、映画やアミューズメントパークの割引が受けられます。
東京ディズニーリゾートやUSJでは入園料の割引のほか、アトラクションの待ち時間を並ばずに別のところでお休みしながら待てるサービスもあります。
障害者手帳では税金の特別控除もあり、金銭面の負担を少しでも軽くするための制度があります。

ただヨギーは障害者という認識が自分ではなかったので、障害者手帳を持つことに対しては抵抗もあり、あまり前向きに検討していませんでした。
A先生はあった方がいいからと気づけば診断書が準備されていました。

そして在宅サービスの調整。
保健師さん、訪問看護師さん、児童家庭支援センターの支援員さん、病棟看護師さん、PSW(精神科ソーシャルワーカー)、A先生でヨギー交えて退院後の生活について話し合いました。
ちなみに、ヨギーからサービスのお願いをしたわけではありません。むしろヨギーは看護師なので訪問看護はいらないとA先生に採算にわたってお話ししていたのですが、退院にあたりこれだけの支援がないと心配だと判断されたのでしょう。
退院後のイメージが全くつかず、自分が家に帰って生活するにあたり何が必要なのかも分からない状況だったので、むしろ必要と思われる支援をセッティングしていただいて今では感謝しています。

日中の具体的な過ごし方に関しては、A先生やO先生と話して家事や育児のどの部分をするか決めました。
保育園はやはり入れた方が育児負担において安心だということで申し込むことに。
ただ、やはり入れない期間が2ヶ月ほど続き、その間子どもと過ごしていました。

2月下旬には医療保護入院から任意入院に切り替え、4泊5日の一時退院をしました。
やはり疲労が強く気分変動もあり、病棟に帰ってきたときにほっとしたことを覚えています。
外泊では家事育児をフルでやろうとするものの、それを実母に止められ、かなりイライラしていました。実家で子どものことを見てもらえていたことはありがたいけど、子どもを取られたような感じ、そして何かをしようとしても止められることでヨギーは無能だということを突きつけられたびたび家族と衝突していました。

振り返ると、精神領域において患者が病識を持つのはとても難しいということを痛感しています。
自分はまだやれる、まだできるとやれない自分を責めてしまう方も多いのではないでしょうか。私も初めてのことだったのでどんなことが病気の影響で、どこまでやれればそれで十分なのかが分かってなかったので、周りの人に助けてもらうということが苦手でしたし、逆に全部自分でやる、できるはずと意固地にもなっていました。
こればかりは例え医師から諭されても自分が納得しないと理解できないものなので、病気の受容の過程においては逆に必要な経験なのかなと思っています。

いつもお読みいただきありがとうございます。

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