ヨギニ Yogini

ヨガと地球をこよなく愛する旅人。いつかブレサリアン生活。ボランティア、ヨガインストラク…

ヨギニ Yogini

ヨガと地球をこよなく愛する旅人。いつかブレサリアン生活。ボランティア、ヨガインストラクタ、調理師。              著作『人生初めての手術はメキシコでします』

最近の記事

⑬自然療法 − 二ヶ月半経過 メキシコを離れる前に

1月中旬の抜糸後、自分なりの”自然治癒法”を始め、二ヶ月半経った。 心身ともに調子はとても良い。毎日がベストコンディション! 自然治癒法が効果があったのは明らか。10項目のサブ療法がそれぞれ相乗効果をもたらしたようだ。特に効果があったと思われるのは、排毒、少食、そしてヨガ。 シャンプーの使用を中止してから、抜け毛がほんとに減った。 あらゆる加工食品(調味料も含めて)をとることを止めたので、体がとても軽い。 尿の色もうすい黄色で匂いも少ない。 排便も毎日しっかり出て、

    • ⑫自然治癒法ーメンタル的なこと

      復習のために、自分の”自然治癒法”について、10のキーワードを並べると、こんなふうになる。 『朝日を浴び』、『排毒』し、『少食』で、『バイ菌と共生』しながら、ヨガで『深く長く呼吸』し、『アサナで体を動かし』、『何事も判断せず』、『笑って』、『感謝して』、『明け渡す(サレンダー)』。 やっと最後のメンタルのところまでたどり着いた。 病は半分くらいはメンタル的な理由があるという。何か理由があって起きているといわれる。 ここ数ヶ月間、自分なりに病の理由いろいろと考えていた。

      • ⑪自然治癒法ーヨガ

        ヨガで『深く長く呼吸』、『アーサナで体を動かす』 ヨガを始めて3年たった。 2年間インドでヨガを学び、一年間はコロナのおかげで、ロックダウン中にヨガの練習を存分に楽しんだ。 ロックダウン中の毎日の練習で学んだことは、『自分の体は自分しか知らない』ということだと思う。 自分の練習は自分で考えたほうが学びが多い気がする。 始めたばかりの頃は、呼吸がとても浅く、深く呼吸しようにも肺が膨らまなかった。 毎日、ヨガ呼吸法『プラナヤーマ』の練習したら、いつの間にか肺活量が増えて、

        • ⑩自然治癒法 - バイ菌たちと共生する

          コロナの時代になり、わたしたちはさらに潔癖症になったようだ。 皮膚の表面には体を守ってくれる常在菌がいる。それをゴシゴシと抗菌剤の入った石鹸で洗うと、せっかくわたしたちを守ってくれている微生物まで殺してしまう。 わたしはなるべく水だけで手を洗うようにしている。外出から戻ってきたときだけ、石鹸を使う。一日一回に限定すれば、24時間たてば微生物も回復してくれるだろうから。 コロナのロックダウン中も、毎日積極的に外にでかけて、バイ菌くんたちに自分をさらしている。そうすれば徐々

        ⑬自然療法 − 二ヶ月半経過 メキシコを離れる前に

          ⑨自然治癒法 - 少食、つまり何を食べないか?

          3.少食 --- 何を食べないかということ毎日20時間のプチ断食をしていると、何を食べるかではなく、”何を食べないか”が大切になってくる。 ・白米、白い小麦粉、白砂糖 --- 精製された食品は危険! 精製されたものは糖度が高いし、栄養バランスを失っている。 糖分は腫瘍のいい餌となる。  私にとっては、玄米や全粒粉のほうが美味しく感じる。なぜわざわざ精製して旨味を取り除くのか? 甘味は、果物の自然な酸っぱさと甘さで満足している。 ・市販の肉類、卵、牛乳を避ける ホル

          ⑨自然治癒法 - 少食、つまり何を食べないか?

          ⑧自然治癒法ー少食

          3.少食 、すなわち毎日がプチ断食今の時代、食事はエンターテインメント化している。することがないと何かを口にする。自分の気持ちを慰めるために何かを口にする。食べすぎで体を壊しているといっていい。 2016年のノーベル賞生理学/医学賞の大隅良典博士の『オートファジー(Autophagy 細胞の自食作用)の仕組みの解明』により少食や断食の効果が科学的に証明された。 オートファジーとは、体内にある古い細胞や老廃物などを分解してアミノ酸にし、再利用する仕組みだ。 体を飢餓状態に置

          ⑧自然治癒法ー少食

          ⑦自然治癒法ーでは具体的にどうするの?

          わたしの自然治癒法について、10のキーワードを並べてみると、 『朝日を浴び』、『排毒』し、『少食』で、『バイ菌と共生』しながら、ヨガで『深く長く呼吸』し、『アーサナで体を動かし』、『何事も判断せず』、『笑って』、『感謝して』、『明け渡す(サレンダー)』。 1.朝日を浴びる--- 松果体を活性する 夜が明ける前にうちを出て、一時間半くらい歩いてカテドラル(大聖堂)の前を通り過ぎると、朝日が見えてくる。 朝の太陽は柔らかいので、直視しても目にも優しい。 朝日は松果体を活性化

          ⑦自然治癒法ーでは具体的にどうするの?

          ⑥自然治癒法とは?

          これは勝手に私が名付けた方法です。自然”療法”とも異なります。 簡単に言えば、自分の自然治癒力を使って病を治す方法、または病と共生する方法。 人間も自然界の一部なので、野生動物のように、”病は自分で治せる”はず、または、”病と共生できる”はず。 自分の自然治癒力を試したい。 腫瘍を切除した後、とても体の調子が良い。毎日がベストコンディションだ。 腫瘍が長年の毒素を溜めててくれていたに違いない。(ごめんね)  驚くことに、手術後、尿のアンモニア臭が無くなり、今はうす

          ⑥自然治癒法とは?

          ⑤治療方針決定!

          手術後から、腫瘍細胞についての様々な本を読んだり、インターネットを使って自分なりに調べていた。  治療方針について、今日、自分なりの結論が出た。 自然治癒にする!  だからといって、何もしないというわけではない。 なぜ自然治癒という方法にたどり着いたか、自分の頭の中を整理するために書いてみる。 1.悪性腫瘍といわれるものには、必ずしもガンではない。”ガンもどき”もあるらしい。 病理検査で判断される悪性か良性かは、判断基準が曖昧で病理医の主観で決まる。  2.たとえ

          ⑤治療方針決定!

          ④ヨガの練習を再開

          手術から3週間、抜糸から1週間。 もうそろそろいいだろう。 今朝からアーサナ(ヨガのポーズ)の練習を再開することにした。 手術後もプラナヤマ(呼吸)やナウリ(腹直筋を使う呼吸法)を時々やっていたけれども、アーサナの練習は3週間ぶり。 うれしくなる。 3年前にヨガを始めてから、こんなに時間を空けての練習は初めて。 体がどんなふうに反応するか楽しみ。 開始の祈りをする。胸の前で合掌して、 Asato ma sadgamaya (虚から真理へお導きください) Tama

          ④ヨガの練習を再開

          ③ドクターフランコとの面談

          抜糸の日の翌日に腫瘍専門医と予約が取れたので、2日連続でメディカル・タワーに通う。 ドクターフランコは白衣を着たまま、走ってきた。 「どうぞ入って」 「今日はどうしてきたの? お名前は? 年齢は? 僕のことは誰から教えてもらったの?」 いろいろと聞かれたのでその質問に短く答える。ドクターフランコは、私の返答を聞き、キーボードを叩きながら、目の前のコンピュータに手早く入力する。 (わたし)病理検査の結果について先生のご意見だけをお伺いしたいと思って来ました。 手術を

          ③ドクターフランコとの面談

          ②初めての抜糸体験

          手術から2週間、今日が抜糸の日だ。 ポール先生と女性のポニーテールの看護師さんが待っててくれた。 わたしが来る日は、ポール先生は気を使っているようで、いつも必ず誰か女性を部屋に同伴させる。 手術も初めてだったので、抜糸も今回が初めて。 ボール先生は、ピンセットとハサミを使って、端から慎重にひとつひとつの糸を抜いていく。 想像していたよりも、痛みを感じない。意外と簡単はものなんだ。 抜糸後も、縫合跡を分厚いガーゼで圧迫して厳重に上からテープをはる。その上から包帯で胸

          ②初めての抜糸体験

          ① 続・『人生初めての手術はメキシコでします』

          一月初めに『人生初めての手術はメキシコでします』という題でアマゾンから電子書籍を出した。 友人たちが術後の経過を心配してくれるので、「続編」をここに書くことにした。 退院してから5日目に、私の担当医のポール医師から、短いメールが届く。「病理検査の結果が出た。すぐ、会いたい。いつ来れる?」 "más pronto posible"(できるだけ急いで)という言葉が気になる。 翌日ポール先生に会いに行く。 ポール先生は、普段よりもっと真剣な、かなり険しい表情をしていた。

          ① 続・『人生初めての手術はメキシコでします』