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1000の解決策⑥ 堆肥づくりと竹紙 身近でできること

まず、この引用部分を読んでもらいたいのです。

「多くの人は知っている話かもしれない。だけど「ごみ」=「燃やすごみ」の方程式を疑いもせず日本で生きてきた私は知らなかった。友人から話を聞く3年ほど前まで。もちろん(焼却施設の:筆者が追加)保有数もダントツで日本が世界一なのだ。日々分別しているプラスチックも一部は一緒に燃やされている。

一方、私が今暮らすまち、米国西海岸のポートランドでは、Gabbage、Compost、Recycleの3種類に分けて自治体による回収がなされている。Gabbageはすべて埋め立てだ。アメリカに来たばかりの頃「ごみの分別がわかりません。どうごみを分けたらいいですか?」と聞くと、「ごみ?ごみは分けなくていいよ」と言われ、この国はリサイクルされてるものがないのか?と思ったのだった。それは私の早合点で、米国では当時からリサイクルや生ごみは、循環させる資源であり、宝物であり、ごみとは別物とみなの認識があり、「ごみ」とは呼ばれていなかったのだった(日本も最近はごみ・リサイクルと併記されるようになっている)。

焼却施設に話を戻すと、昨今はその焼却施設が老朽化しており、多くの自治体が、今後のごみ処理をどうするか?という課題を抱えている。新たに大型の焼却施設を建設できる自治体は限られており(土地の問題や人口減の問題などがあるため)、隣のまちや民間の焼却施設に引き取ってもらうという選択、あるいはごみとして処理するのではなく資源化をして減らすという選択がある。資源化といってもいくつか方法があり、堆肥化、メタン化、飼料化、そのハイブリッドなどが検討されている。

一方で、埋立地がなくなり日本よりもはやくごみの削減をしなければならなくなった海外は、まず重量も容量もある生ごみに着目し、家庭での一部堆肥化、自治体の分別回収による堆肥化(とメタン化)が加速している。パリ、サンフランシスコ、今年に入りニューヨークなどの大都市、そして私が住んでいるポートランドはなんと2005年から自治体回収の堆肥化がスタートしている。」
長いが、よくまとまっている。(松原佳代さんのnote記事。https://note.com/kayom/n/nc11c73e4d3a9)松原さん、ありがとうございます。

レジ袋を有料化したのは良い政策だと思うが、それには袋業者の痛みを伴っていた。だが、生ごみ堆肥化は、誰も傷まず、良いことが多い。生ごみを燃やすために日本では油を追加しており、一層のエネルギーを使っている。最近も海外で、堆肥化の「義務化」のニュースが飛び込んでいた。我が家もよく生ごみが出て、重く、出しにくい。堆肥化の方法は簡単、道具も豊富、各家庭ででき、ネット情報もたっぷり。家庭菜園はだれでもできるし(ベランダ、窓際室内でも)、コミュニティー堆肥づくりも世界で始まっている。

竹林は、我が家の周りにもあちこちにある。伸び放題だ。
竹の有効利用の話はあちこちから出ていて、そもそもメンマとは竹をふやかしたもの、日本の竹でもできなくはない?!ほかにもいくつも利用法はある。紙はいいアイデア。鉄で味わいのないフェンスや手すりを作るより、竹が良くないか。3年ごと更新、自治体が少し負担して、シニアの仕事にはもってこいだ。鉄を作るために、どんなにCO2を出すかはご存じの通り!

竹で何ができるか調べてみた。
家もできる。壁に屋根に。船もカヌーもパドルボードも、テントも。要するに、そのままでパイプ状、柱にもたわむ部位にも使える、とても優れたモノなのだ。

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