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どうにかして町ごとに、水を溜める仕掛けを作っておく 防災、保水と水の自律 能登地震に寄せて

能登半島地震は、大勢の犠牲者、まだ援助の届かない地域のニュースとともに、現在進行形である。犠牲の大きさは痛ましく、今も被災者が心配である。(二次避難が始まり、ちょっと安心しました。)

一番印象的なのは、避難所で「水がない」との訴えを、頻繁に耳にすることなのは、皆共感されるのではないだろうか。

以前から、洪水、鉄砲水の地域でも、断水と水不足が起きることに気づいていた。今回は半島の地震。

貯水池、貯水庫、貯水槽を作るのは、原理的に単純なこと。予算と場所があればよい。とっさの雨にはブルーシートでも貯水できる。雨水貯水庫は、大雨対策にも干ばつ対策にもなる。役所、学校、病院の屋根か敷地内に、そういうものを設けるべきだ。昔(今も?)、島では、水が引けずほとんど雨水をためて使っていたのだ。(ちなみにお風呂、昔ながらの「焚く」方式が、災害の時使いやすい。また、移動風呂提供車のようなもの、作るといいと思い調べると、入浴介助車はいくらでもある。)

自治体は、水対策を少しずつ進めていると思うが、今回の被災で一層その重要性が認識された。石川県知事から「水の自律」と言葉が発されたが、コンセプト的に深い、大事なイメージ。電気も、通信も、今後「自律型」が望まれている。給水車で行こうにも、山奥は道も絶たれている。病院と役所が、ある程度水を備蓄するのは今後必須ではないか?

地元滋賀大津では、自家貯水タンクを勧めている。家にもあれば、3日しのげるし、大雨の時ほとんどの家が水を溜めていれば、道にあふれる量はわずかだ。

いま、簡易浄水器は安くネットで売っている。個人の災害グッズに、3000円程度のそれも、加えておくべきだ。役所はこういうもの、持ってるのかな?大西洋横断するカヌーが、下の手回し器で、海水を水にして飲んでいる動画を見ました。


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