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【年末に向けて!】大掃除をするWBSを作ってみた

 こんにちは中山です。皆さんはもう大掃除をしましたか?年末の一大イベントである大掃除。気が気じゃないですよね。ということで今回のWBSを作ってみたシリーズでは、年末の大掃除をするプロジェクトに決定です!

目次

1.年末大掃除プロジェクトのWBSを作る
2.全ての作業をお父さんがやってみる
3.お母さんと二人でやってみる
4.子供たちに手伝ってもらう
5.あとがき

※そもそもWBSってナニ?という方は↓こちらの記事も合わせてどうぞ。WBSとは何ぞや、から説明しています。

1.年末大掃除プロジェクトのWBSを作る

  さて、今回参考にさせてもらったサイトは↓コチラです。プラスαとして、我が家で行っている掃除も少しだけ足させてもらいました。

くらしのマーケットマガジン

 早速でき上がったWBSを見ていきましょう。

 詳細は以下の通りです。

 2日で終わるとは言え、作業量が半端ないですね。この辺が大掃除を億劫にさせる要因かと思われます。

2.全ての作業をお父さんがやってみる

 さて、日頃の感謝の意味も込めて、今回はお父さん一人でやってみることにしました。

 2日だった工期が4日まで延びています。続けて詳細を見てみましょう。

 正直これはツライ。。。と思ったら、急にお腹が痛くなってきました。。。う、うぅ、、、もうダメだー!お、お母さん!お母さんも一緒にやろうよぉ!!!

3.お母さんと二人でやってみる

 お母さんが渋々OKしたので早速WBSの調整に入るお父さん。そのお父さんが満面の笑みで見せたWBSがコチラです。

 やりましたね。4日掛かっていた工期が3日に縮まりました。続いて詳細を見てみます。

 まさに「ここまで来たらやるしか無い!」といった感じですが、二人が覚悟を決めたその時に最も恐れていた事態が発生します。我が家のギャングこと、お姉ちゃん、弟くんたちが手伝いたいと言い始めたのです。何ということでしょう。。。二人ともまだ保育園児なのに。。。

4.子供たちに手伝ってもらう

 仕方がありません。これも教育の一環です。そう心に決めて、子供たちができそうな作業を見繕ってみます。その結果のWBSがコチラ。

 スケジュールに影響は出ていないものの、「2日5時間5分」だった大掃除の作業時間が「3日45分」に増えているのが分かります。詳細はコチラ。

 ガントチャートに黄色い作業が増えたのがお分かりでしょうか?これは子供たちが作業した後に、お父さん、お母さんで仕上げを行う作業です。しかもしっかり当初予定していた時間だけ使います。つまり、子供たちが手伝う分の作業だけが純粋にタスクとして追加されたことになります。やれやれ。。。

5.あとがき

 ところで、子供たちに手伝ってもらうことでむしろ工数が増える話、皆さんは心当たりがありませんか?アレですよ、アレ。毎年春が過ぎたらやってくる「今回のプロジェクトで新人くんたちを使ってくれないか?」というやつです。ひどい時には「原価はプロジェクトで計上してね」なんて言われたりもするやつです 笑。

 新人を使うことは短期的に見るとマイナスの要素でしかありません。QCD(品質、コスト、納期)のコントロールが難しくなる上に、ベテラン社員の負荷が高くなるからです。その上、工期が延びると関係者総出になって怒りに来るというのですから、もはやデスマーチでしかありません。

 しかし、ここで悲観するのはまだ早いです。プロジェクトの未来をどうやって伝えるか、でプロジェクトがデスマーチに進むか否かが選べるのです!ベテラン社員の工数が増える、ひいては工期が延びる理由はWBSの通り。つまりは精度の高いWBSを使えば、関係者への説明に利用できるのです。言うなれば、そこを押さえられるか否かがプロジェクトマネージャーに問われる資質でもあるのです。

 経験則を武器に「声を大にして訴える」だけでは、誰も共感できないし解決もしません。WBSは未来予測を行うツールです。せっかくのツールがあるのですから、自らの手でリスクヘッジに活かしましょう。その為にもWBSは常に実態と合わせておく必要があるのです。

 春過ぎになると猫なで声ですり寄ってくる上司、そんな彼らはWBSで撃退です。それでもゴネる場合は。。。デスマーチを前向きに楽しみましょう!笑。


 以上、子供たちに手伝ってもらったことで思わぬ教訓を得ることができた年末大掃除プロジェクトでした。

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 いかがでしたでしょうか。WBSは作り方次第でプロジェクトの見通しをかなり良くすることができるツールです。今回の記事が皆さんにとっての気付きになれば幸いです。気に入って頂けた方は「スキ」「フォロー」のほどよろしくお願いします。また「WBSの作り方を教えて欲しい!」という人はこちらの記事も合わせてどうぞ。

 ではまた▷L◁

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