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言葉の宝箱 0239【たとえ冷めた夫婦であっても、自分よりも親しいと思う相手には嫉妬心が湧く生き物なのだ】

『代理人(エージェント)』本城雅人(実業之日本社2017/11/25)

敏腕代理人の裏の顔はスキャンダル仕置人。
選手(クライアント)の不祥事はヤツに任せろ。
金にこだわる姿勢からメディアに「ゼニバ」と揶揄される
スポーツ代理人・善場圭一だが、手腕はピカイチ。
契約選手の全打席・全投球をチェックして球団との交渉に臨み、
有利な条件を勝ち取っていく。
そんな彼の頭脳はさまざまトラブルを引き寄せる。
暴行疑惑、女性問題、違法な賭け事。
タフでクレバーな男はいかにして問題を解決するのか。
『標的の裏表』『モンティホールの罠』『鼓動の悲鳴』『禁断の恋』
『秘密の金庫』『サタンの代償』の6話連作短編集

・容認しているわけではありません。
私は、心から結びついてしまった二人というのは、
周りがどんな倫理観を持って引き離そうとしてもそれはできない、
そう申しているだけです P186

・きつい言い方をしてくる。これも嫉妬の一つだなと思った。
たとえ冷めた夫婦であっても、
人間は自分よりも親しいと思う相手には嫉妬心が湧く生き物なのだ P207

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