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言葉の宝箱 1104【何かを失っても、残るものがある】

『丘の上の賢人 旅屋おかえり』原田マハ(集英社文庫2021/12/25)

売れないタレント・おかえりこと丘えりかは、
依頼人に代わり旅をする「旅の代理人」。
秋田での初仕事を終え、
次なる旅先は北海道──ある動画に映っている人物が、
かつての恋人か確かめてほしいという依頼だった。
依頼人には、初恋を巡るほろ苦い過去があって……。
『旅屋おかえり』未収録
の札幌、小樽編、北海道旅エッセイ&おかえりデビュー前夜を
漫画家の勝田文が描いた漫画も収録した特別編。


・何もかも失って、あいつも気づいたと思うんだよ。
結局、人間、何かを失っても、残るものがあるんだってことが P86

・自分の子供が、人生で一番やりたいことを実行している。
親にとっては、それが何よりうれしいことなのよ P99

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