惨敗したW杯から三年、
アジア最終予選で苦戦する日本代表を立て直すため、
監督を更迭した日本サッカー協会。
そのピンチを救うべく、新たな監督探しを託されたのはかつて
“日本サッカー界の裏切り者”と呼ばれた望月充。
三年前もマスコミのリークにより契約に失敗した経緯がある
望月はそのリベンジを誓い、監督探しへ。
サッカー協会、マスコミ、代理人、そして日本代表選手、
各々の思惑が渦巻く中、25日間という期限内に
新監督を選び契約することができるのか？
そして三年前に味わわされた屈辱の黒幕の正体は？
サッカー界、日刊スポーツ誌を舞台に繰り広げられるサスペンス。

・ダメな時はダメだと本気で叱られる方が心に響く　P34

・サッカーとは芸術性を兼ね備えたスポーツ　P35

・心の中にしまっておく目標は、
一番天辺に置くのが、見失わずに済んでいい　P45

・綺麗ごとだけでは、明日を生きる保証もない　P90

・ここで頑張らないと後で後悔する　P100

・四十代まではなんでも自分一人でできると勘違いしていたのだが、
五十代になるとそれができたのは
たくさんの人間が助けてくれたお陰だと思えるようになる　P117

・夜が好きな人って、明日を楽しみにしているから好きなのよね　P227

・頑張って決まるのなら苦労しないよ　P236

・本当の力の差というのは、苦しくなってから出るものだ　P237

・追い詰められていく自分に逆に気持ちが奮い立ってきた　P261

・微笑みで嘘を隠しているだけだ　P278

・二つのものを一緒に選べないことがある　P286