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YOKU STUDIOの療育で目指したいこと〜既存の療育と絡めて考える〜


皆さんこんにちは!
今回はYOKU STUDIOの療育部門からお話いたします。

一体療育ではどんな考え方を持ってアプローチしているのか、全部ではないですが少しお話しできればと思います。


ABA(応用行動分析)について

療育の現場で使われている考え方、手段のひとつとしてABA(応用行動分析)というものがあります。

これは、対象となる人間の行動を、その人間1人、個人の問題とするのではなく、周りの環境との相互作用との結果として捉える考え方です。

例えば。
小学生のお子様に「宿題してね」と声をかけたとします。しかしお子様は集中すると周りに反応出来なくなることがあり、返事もしなければ今やっているゲームもやめようとせず、宿題をやりません。

こんな状況だと、つい怒りたくなる方もいると思います。

ただ、以下の情報を追加したらいかがでしょうか。

・周りの音が大きい(例えば、家の周りで工事していたり他の兄弟が泣いている等)
・声をかけた側の声量がささやき程度で小さい

これらはお子様本人ではなく環境要因となる情報です。
この情報があると、印象がだいぶ変わるのではないでしょうか。

つまり、お子様がなぜ宿題してね、の声かけに反応できないのかを、お子様本人の要因だけでなく、周りの環境も含めて考える、といった考え方です。

この考え方をベースとして、もう一つやっていることがあります。
それは、ABC行動分析というものです。


ABC行動分析とは?

これも、療育ではよく取り入れられている考え方の一つです。

AはAntecedent = 先行事象(行動の前の状況)、「B」はBehavior = 行動、「C」はConsequence = 後続事象(行動の結果)を表しています。

事例を出します。
お子様視点でいくと

A:親に宿題してねと言われた
B:反応せずゲームを続けた
C:親から、いい加減にしなさい!と怒られた

となります。

ちなみに、この場合お子様は宿題をやりたいと思うでしょうか?
もっというと、今後宿題をやる習慣はつくでしょうか?

答えは皆さんお分かりになると思いますが、どちらも「NO」ですね。

行動の結果が怒られた、なので、いい気分にはならないでしょう。
なんなら、思春期であればこれが喧嘩のゴングになってしまうこともあると思います。

ABA(応用行動分析)とABC分析の考え方は、お子様の良い行動を増やし、不適切な行動を減らすことを目的とした考え方、手段となります。

そのため、お子様のBを宿題をした、にするために、親御様からのAをそもそも言わなくするとか、他のものに代替するとか、そのために親御様としてはCを褒めに変えましょうだとか、そんなことを療育ではしていくわけです。

この考え方自体は私も現場で行っていますが、状況を把握するのに役立ったり、お子様、親御様だけに要因を探すことにならない(周りの環境も加味して考える)ので、持っているといい視点なのでは、と思います。

ではYOKU STUDIOの療育部門では何をしていきたいかというお話をします。


YOKU STUDIOでの療育

基本的には親御様、お子様共に「手放し」をしていただくアプローチになります。
ただ、既存の療育よりは、親御様へアプローチする量、時間を多く取りたいと考えています。

それは、お子様は親御様から多く影響を受けること、欲望の転移がされることがあるのが理由です。

応用行動分析とABC行動分析に絡めると、以下の2つのように言えるかなと思います。


①安定する、手放す

一つ、特にABC行動分析のCを、褒める、肯定の関わりにすることは親御様の心身ともに安定していないと出来ないことです。

この、安定する、こそいわゆる「手放し」をした状態なのでは、と考えます。

既存の療育ではお子様メインで指導をしていきます。
もちろん、親御様へのご対応も、色々お話はお聞きしペアレントトレーニングなども実施はしますが、基本的には親御様の根本的なケアについては、必要に応じて専門機関に行っていただくようになっています。

家族支援の面も含まれますが、あくまでお子様を主語とした支援だからです。

YOKU STUDIOでは、既存の療育より、親御様へのアプローチも大事に、注力させていただきたいと考えています。


②欲望の転移を防ぐ



以前よりお話している欲望の転移についても、ABC行動分析にあてはめると以下のようになります。
※欲望の転移の内容は「親御様の宿題をやるべき、して欲しい」とします。

①欲望の転移によりお子様が反抗する場合

A:宿題が出される
B:親御様から、宿題をやるべき、して欲しいという欲望の転移がされる
C:転移を受けてお子様が反抗する

反抗の例としては、無視する、宿題をやりたくないと言う、宿題はないと嘘をつく…等です。

②欲望の転移によりお子様も宿題をやらなくてはいけないと思っている場合

A:宿題が出される
B:親御様から、宿題をやるべき、して欲しいという欲望の転移がされる
C:宿題は絶対にやらなければいけないものと思い、何かの理由で出来なかった時に焦る、先生や親に怒られると恐怖心を抱く、落ち着かなくなる

何かの理由は色々ですが、本人が疲れてできなかった、学校に忘れてきてしまった、範囲が分からない等でしょうか。


このように考えるとき、お子様のご様子も見たり聞いたりさせていただきながら、一方で親御様が手放しが出来るようにアプローチいたします。

上記の例でいうと、宿題は確かにお子様に課せられたやるべきことではあるのですが、親御様がそれにとらわれ固執すると、お子様にも影響があり、逆に反抗されたり、意識しすぎたりしてしまうことがあります。

親御様が「手放し」をすると、「欲生きる」を体現出来るようになると、思考や行動が変わると思います。

お子様はそれも影響を受けることになります。

「手放し」を通して、親御様ご自身も、お子様も「欲生きる」を実現いただけるのが、療育部門としては嬉しいことです♪

今日もお読みくださりありがとうございました!
次回もよろしくお願いします。


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