『ドンデンガエシEXPO』/出展作家インタビュー⑦AYA×ASARI.
こんにちは!YOMAFIG.です。本日は10月16日(月)〜18日(水)の3日間、浅草公会堂にて開催されるドンデンガエシEXPOのギャラリースペースに作品を出展してくださるAYA×ASARI.のAYAさんに「なぜこのイベントに参加したのか」「EXPOに向けてどのような作品を制作中なのか」を伺ってみました。
参加を決めたのは・・・
ーAYAさんはどうしてこの「伝統芸能×現代アート」というEXPOにご参加頂けることとなったのでしょうか?
(AYA)
YOMAFIG.から隈取メイクのワークショップができないかと依頼を受けたのがきっかけです。普段私がお仕事をしているメイクの世界では、例えば、舞台や映画では役の生きる時代背景、その年代のファッションを考証し、この人物はどんな生活をしているか、どんなシーンかを考えたりして、ヘアメイクでその人物像をつくっていきます。
そのため、今回も古典芸能や歌舞伎というジャンルに興味を持ったというよりは、依頼に対して「どんなことができるだろう?」と考えているうちに、メイクのワークショップではなく、より自分たちのビューティー・ファッションフィールドを活かせる作品制作へと転換することになりました!
EXPOに出展する作品について
ー今回のEXPOにおいては、古典芸能からインスピレーションを受けた新作を制作してくださるとのことでしたが、どのような作品を制作されているのでしょうか?
(AYA)
最初は隈取ワークショップという前提に縛られて、お面を作ろうと考えていました。しかしお面を作る仕事ではないので、なにか違和感があって。やはり私の強みであるファッション、ビューティー、そして写真で表現したいと思うようになりました。そこで発想を逆転させ、自分たちを歌舞伎テーマに合わせるのではなく、歌舞伎テーマに自分たちの強みをフィットさせるという方向でアイデアを練り直しました。
「隈取をしたい、けれど隈取は男性だけ、歌舞伎役者だけのもの」「従来の隈取をするのは私たちの仕事じゃない、では歌舞伎役者でない現代の女性に隈取をするには?」と考えてカジュアルに崩していきました。とは言っても、単純に和のテイストで女の子の写真を撮るだけなら面白くないので、なにかプラスで表現できないかと考え、花魁役の女性モデルのファッションスチールに切り絵、ペインティングという今回の作品アイデアに至りました。
パートナーのASARI.さんは、物作りが得意なアーティストでアートワークを数多く手がけられています。2人がそれぞれの強みや技術面を活かし、補い合うことで今回の作品が実現できました。制作は分業で進めており、展示直前に完成しそうです!
ご来場頂ける皆様へ!
ー今回のEXPOではAYA×ASARI.さんの作品をどのように楽しめば良いでしょうか。
(AYA)
私たちの作品は和のイメージがふんだんに盛り込まれていて、ファッションと歌舞伎が融合していることがパッとみて分かりやすい、比較的シンプルな作品だと思います。
全身と寄りの2パターンの写真を展示しますが、寄りの方は隈取を強調し、全身の方はよりファッションスチールに近づけるなど、2枚それぞれが歌舞伎とファッションのイメージを象徴しています。
シンプルと言いましたが、衣装は1枚1枚切り絵で作られていたり、ヘアは連獅子をオマージュしたデザインになっていたりと、実は細かなこだわりが詰め込まれていますので、ぜひ詳細も楽しんでください!
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また伝統芸能とアートが一堂に会するEXPOにご関心を持ってくださった方はぜひ、こちらから詳細チェックしてみてください!
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