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コーヒーを飲むことは日々の儀式であり瞑想でありセルフケアである:短文バトル

火の粉が穴から出てくる。チャフと呼ばれる豆の皮が燃えながら宙に浮かぶ。コーヒーの香りがひろがる。ぱちっと豆がはぜる。穴をのぞく。暗くてあまり見えないが、もう少しだなと判断する。ぱちぱちっとまたはぜる音。ガスバーナーの炎を消す。余熱で、またはぜる。

4月に「煎り上手」を買って以来、毎日コーヒーを飲んでいる。

煎った豆を買ってくると、日が経つほど味が抜けていくことに気づく。空気を抜いて保存する容器を買ってみたりしたがダメだった。
ならば自分で煎るのがいいのではないかと思い立ち、調べてみる。そんなに難しくなさそうなので「煎り上手」を買ってみた。5種類のお試しの生豆も購入した。

弱火で10分強、煎る。「煎り上手」をふりながら、豆がカラカラと音をたてるのを聞く。コーヒーの香りがしてくる。炎を眺める。はぜる音を待つ。「そろそろだな」と決めるために、何かがゆっくりと変化していくのを読み取っている。

煎りたての豆でつくったコーヒーはめちゃくちゃ美味しい。「煎るところからはじめないとコーヒーを飲んでいるとは言えない」とか偉そうに言い出したくなる気分だ。

生豆も1kgで680円とかであるので安上がり。

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短文バトルは、お題で短文を書くバトル。今回の締め切りは7/12です。
詳しくは↓

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どのように書くか

「短文バトル」は、わりーーーとゆるーーく書いている。ゆるーーーくっても、まあ、書きっぱなしではなく推敲したりしているので、メモをたよりにどのように書いていったかを記す。

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