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夜風と音楽は、私を映画の主人公にする

ついにこの季節がやってきた。
夏でも秋でもない季節。この季節は夜風が心地よい。

夜風に当たりながら大好きな音楽を聴くことは最高の贅沢だ。  


音楽が流れる数分間。
その数分間だけ、私はちょっぴり私を好きになる。

まるで、自分が主人公の映画に出演しているかのような気分だ。
今までの苦労や、辛いこと、幸せなこと、大切な人・・・
そういった人生のすべてが凝縮されて蘇り、私しか知らない「わたし物語」が頭の中で上映される。

曲の冒頭は、苦しい過去。
曲が進むごとに、過去の私は立ち上がっていく。
そしてサビ。サビは映画のクライマックス。決まって幸せな過去が蘇る。

最高の気分だ。

曲が終わる頃には、今までの人生を振り返り終えている。


「人生悪くない」

そう呟く私がいた。



▼こちらの曲を聴きながら書きました。夜風にぴったりです。


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