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人は人をこう表現してきた、と思う。①|今の美術館がいろいろとイケすぎてた話

『人って案外、いつの時代も変わらんのかもな』って、ちょっと冷めた気持ちになっていた。
でも、まるで自分だけが大事なことに気づいてしまったような高揚感もあって、人目を気にしなくて良かったならずっとニヤけてたと思う。


国立新美術館の、『ルーヴル美術館展|肖像芸術--人は人をどう表現してきたか』に行ってきた。


広告展や建築展にはよく行くけど、美術展は事前に専門知識がなければ面白みもわからなそうだし、静的な作品を感覚的に楽しむのも難しそうだということで、敷居が高かった。それだけ"アート"というものに対して、喰わず嫌いのまま心の距離を感じていた。

でも、今の美術館ってマジですごい、!!

(※上京4ヶ月目の地方出身者の視点)

掲載元: https://icotto.jp/presses/6325

“建物、めちゃくちゃカッコイイやん。”

そのまま中に入ってみると…、

掲載元: https://icotto.jp/presses/6325

“中、めちゃくちゃオシャレやん。”

これはもう確実にインスタ映えスポット。
どう見てもポンコt…芸術への理解には縁遠そうなバカップルがいるのも、そのためか!ここ美術館なのに!フォトジェニック求めて来やがったな!!

そう思ってしまう(※後にしっかり訂正します)程度に、建築芸術としても十分楽しめるところでした。
繊細な造りを楽しみながら、カフェで一息つくこともできます。


ここは記事の本題ではないので、チケットを買って展示会場に進むと…

掲載元: https://twitter.com/nact_pr/status/1001712336615428097

正面入り口の左手側に、高橋一生さんがナビゲーターを務める音声ガイドの販売コーナーが。

掲載元: http://www.ntv.co.jp/louvre2018/guide/

すごい。これはファンの人、来るしかないよね。

芸術の価値って、もうアートを鑑賞することだけじゃないんだ。

『イケメン俳優×アート』みたいに、どうやって美術作品と接点を持つかも、1つの価値になる時代。そう考えると、前述の建物そのものも、美術館に行く価値の1つだ。
人それぞれ美術館に行く目的意識は違うことに、その時気づいた。

それにしても、高橋一生さんをナビゲーターに起用することに、国立新美術館さんのプロモーションセンスの良さを感じる

竹内涼真ではなくて、高橋一生。
坂口健太郎ではなくて、高橋一生。

個人的には、綾野剛や斎藤工でも良かったのかなと思う。

いずれにせよ、美術館も僕らとの間に心の距離を感じて、歩み寄ろうとしてくれていることが伝わった。僕も今回久しぶりに美術館に行ってみて、日常ではなかなか得られない考え方のヒントがたくさんあった。


アート×〇〇で、美術をより身近に。
時代に沿ったエンターテイメントの形。とても良い取り組みだと思う。


ちなみに高橋一生さんの音声ガイドは550円。
何事も音があるとそちらに意識を持っていかれてしまうタイプの自分は、試してみたい気持ちはあったが、じっくりと作品を鑑賞するために我慢した。


人は人をこう表現してきた、と思う。②|ルーヴル美術館展で普段考えないようなことまでたくさん考えてきた話 に続く

まだ何者でもないですが、何者かになりたくて文章を書いています。記事を読んで、どこか1つでも共感できるところがございましたら、サポートいただけると、何よりの自信につながります。