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冬の屋久島ひとり旅🌎

人生2回目の屋久島、昨年は春の屋久島で観光客が多かったけれど、今年は1月でオフシーズン。人が少なくより屋久島のリアルを体感できた気がした。

▼昨年春はじめての屋久島旅はこちら



飛行機内でいただいたポストカード
もうすぐ着くよ

今回宿泊したホテル

前回もお世話になったRAKUSAホテルさん。

今回は連泊で3泊利用。

空港がすぐ隣で、空港利用の方は便利でおすすめ。夕食はスタッフさんおすすめのお店へ送迎してくださる。

向かいには大浴場と露天風呂などがある日帰り温泉もある。

朝食は食パンやピザパン・パックごはん・コーンスープ・インスタント味噌汁・納豆・もずく・チーズ・ヤクルト・ヨーグルト・ジュースなどなど。自由に食べられる。

屋久島の焼酎も自由に飲めるように置いてある。食事場所兼コミュニティースペースがあるのが特徴のホテル。

スタッフさんとも気軽に話せる雰囲気なので、それも楽しみのひとつ。

お部屋はこんな感じ。

一泊シングル7,000円。
リーズナブルでよき。

今回行ったごはん屋さん

1日目は特に予定を入れていなかったので、早い時間にホテルのスタッフさんが夕食に連れて行ってくれた。

魚が好きなので、今回はお魚メインのお店に連れて行ってもらった。

潮騒さん。
私は飛魚の焼き魚定食にしてみた。
飛魚はじめてだ!

飛魚ってこんな感じなのかぁ〜〜!
今度は焼き魚以外の食べ方をしてみたいと思った。
地元の方に愛されているような雰囲気のお店だった。


2日目はレンタカーを借りてドライブがてら、お昼ごはんはカフェへ。

AQUA CAFEさん。

県道沿いにあってわかりやすい
エビのオムライス!!!

ハンバーグが推しっぽかったけど、エビのオムライスしか眼中になく、即決。

今まで食べたオムライスのなかで一番おいしい!!!!!卵とろとろ、デミグラスソースおいしすぎるし、ごはんもとろとろでケチャップの味が絶妙。エビが大きくてオムライスにマッチしてて美味しすぎる。

サラダも海老カツもたまごスープもどれも美味しい。感動。

食後に温かいお茶をゆっくりすすってたら、絶妙なタイミングでお茶を注ぎに来てくれる。ゆっくりしていってくださいねと言われてるみたいで、しばらくゆっくりしてた。

ケーキも絶対おいしいんだろうな…と思ったけど明日のトレッキングに備えて少し控えた。(食べたかった!!)

店内に流れている音楽もジャズのような感じで好みだった。


翌日夕食はまた送迎をお願いして、おすすめのご飯屋さんへ。

海舟さん。

夜は風が強かった〜

屋久島に来たらサバの刺身がおすすめと、今回屋久島に来て初めて知った。しかし毎日獲れるわけではなく、獲ってからもすぐに食べないと美味しくないらしい。なので食べられるかは運。(屋久島は天候や自然が味方してくれるか運要素がかなりある)

メニューを開くと、本日のおすすめと書かれた紙に手書きで「サバ刺」とあった!!!
なんと、食べれる!!!

エビフライ定食とサバの刺身

相変わらずエビが好きなのでエビを食らう。衣がサクサクで、今まで食べたエビフライの中でダントツ……!!すべてがおいしい(泣)
このエビフライ、めちゃくちゃ大きくて最高。
お刺身も茶碗蒸しも味噌汁も白米も全部美味しい(泣)

この日は縄文杉トレッキングのあとだったので、良質なタンパク質や白ごはんがめちゃくちゃ沁みた。ガツガツ食べた。笑

そして左にあるのがサバの刺身!!!

うまい〜〜〜!!!!!

お酒ほしい………!!!!!

(今回は他の人も相乗りで来たので、今度またゆっくりお酒とともにいただこう)

一瞬にしてなくなった。ごちそうさま!!!

お茶文化?

カフェではお茶を注ぎに来てくれ、料理屋さんでは2軒とも急須でお茶が出てきた。

食べた後の温かいお茶が本当に沁みる。美味しい。ゆっくりしていってねという気持ちが伝わってほっこりした。

屋久島はどこでもこんな感じなのかな?と思ったけど、どうなんだろう。

オフシーズンの平日ということもあり、めちゃくちゃゆっくりできた。

平内集落里めぐり

今回は山だけでなく屋久島のローカルな雰囲気も知りたいなぁと思い、里めぐりを申し込んだ。

里めぐりのホームページを見ていてピンときた「平内集落」におじゃますることに。

屋久島の柑橘、タンカンが好きなので栽培地が気になっていた。平内ではポンカンやタンカンの栽培がされている。

平内海中温泉祭には毎年1000人もの人が集まるらしい。すごい…!!!

平内に着くと、まず事務所みたいなところに案内された。事務所には今回の案内人の方の選挙みたいなポスターがめちゃでかく貼られてて「!?」となった。

里めぐりは本来、高齢者の役割づくりとして企画されたみたいだった。けれど「喋るのは…」と遠慮されている高齢者が多いらしく、平内では地域を一番知っている方が案内されている様子だった。

ルートを巡りながら、災害に備えているということや、移住の話が端々にあった。屋久島は観光地ばかりに目が向きがちだけれど、「住む場所」として暮らしている人がいる。

平内は少し高い場所にあるのもあり、災害に遭いにくく、移住者が多い地域とのことだった。

他の地域は景観維持のため県道沿いにゴミ捨てボックスを置いていないらしいが、平内ではあえて県道沿いにゴミ捨て場を設置しているらしい。

それから、今日は私だけどいうこともあり、軽トラに乗せて住宅地やポンカンやタンカンの栽培地を案内してくれた。

軽トラに乗ったのは初めてで、ぐおんぐおんギアを変えながらどこでも進む軽トラに惚れ惚れした。自分を客観的に見て、私は今何をやってるんだろう?という気持ちにもなりつつ究極の今ここを存分に楽しんだ。

海外の方がたくさん住んでいるんだなぁーとか、柑橘は栽培が本当に大変だということを知った。

剪定や日当たり、病気、鳥被害など、きちんと管理できなければ美味しい柑橘はとれない。

今年豊作だった木が来年も豊作になるとも限らない。運要素がここにもあるのかもしれない。

よく日の当たる場所で育った木は、濃い緑の葉と鮮やかな実をつける。

丁寧に管理されているポンカンやタンカンの木は本当に美しかった。

高い場所なので、遠くに屋久島の海も見えて綺麗だった。(私は屋久島の海の景色が大好き)

その場で取ってもらって一口食べたポンカン。
ジューシーだった!!!
お土産ももらった!


屋久島で生活し、若い頃からいろんな企画をしてきた方のお話しは、「住んでいる人を具体的な行動で助けたい。思ったら次の瞬間に動いている」そんな印象を受けた。

人のために動きながらも、密かに自分時間を楽しんでいる隠れ穴場スポットも紹介してもらった。いいですなぁ〜〜

今のそのままの平内、そのままの過去を知り、さっき会ったばかりの観光客にここまで素の平内を案内してくれたことが嬉しかった。

屋久島は「隠す」ということがなく、「誠実さ」を本当に感じる。

自然の前では何を隠しても暴かれるからだろうか。だから、人にも誠実に隠すことなく向き合うことができるのかなぁと思ったりした。

縄文杉トレッキング

仙人ガイドさん

滞在3日目は縄文杉トレッキング。
前回も行ったけれど、今回も。

前回は4日間とも晴れていて、快適なトレッキングだった。

今回は、しとしと雨で生き生きした森に会うことができた。

しとしとキラキラ。

行きのトロッコ道
ウィルソン株
九州一高い山、宮之浦岳
年間1mmに満たない年輪

ガイドさんは屋久島の自然を心から慈しんでいる方だった。いつも天候を祈ってから山に向かうらしい。おかげで今日はいろんな顔の山を見れた。

晴れた顔、霧に光が差すようす、しとしと雨で森が喜ぶ顔。縄文杉も霧がかることなく見ることができた。

まるで仙人ガイドだ…

各見所エリアで、仙人ガイドさんが「通らせていただきますね」という感じで天候をいただいている感じがして、なんとも不思議な感覚になった。

山は雨はさほど降らなかったけど、街は結構な雨だったらしく、ほんと仙人ガイドさんのおかげだった。

よく登山では言われることかもしれないけれど、ガイドさんのすぐ後ろを歩いているととてもラクだった。

屋久島の自然を心から敬愛し、小さなひとつひとつを愛で、静かに楽しみながら調和しながら一歩一歩あるいていた。

調和した歩き方はラクな歩き方なのかもしれないとか考えていた。

オフシーズンで人が少なく静かだからか、ヤクシカやヤクザルの森の仲間にもたくさん会えた。かわええ。

トレッキングの後半にはガイドさんの言葉がぜんぶ優しくなり、私たちにかける言葉もどんどん優しくなった。やさしい………

可愛さ増し増しの仙人みたいだった。

世界遺産の自然ってすごいなぁ。


前回に引き続きガイドでお世話になったのは「Yamakara」さん。登山用品一式無料レンタルできるので初心者さんにもおすすめ。親切で対応もスムーズなので推しておく。

すべてレンタルできて快適だった〜!!
ありがたい🙏

「鼻で深い呼吸をしてね」

のぼりで思った以上にきつくなり、その時ガイドさんに「深い呼吸をしてね」と言われた。

高山病の対策でできることのひとつに、「深い呼吸」があり、とても大切だということを他のガイドさんからも聞いた。(今回高山病は関係ないけれど、その方は昨日までキリマンジャロ登山していたとのことで話が繋がった)

鼻での深い呼吸を心がけて登っていたからか、帰宅後も細く長く息を吐ききるような呼吸ができていることに気づいた。

なんかこれは私自身にとって大切そうなので、お土産としてここに気づきを置いておく。

あたたかい飲み物

冬なので持ち歩いているお弁当は冷たくなっていた。

お弁当冷たいからと、ガイドさんが温かいお味噌汁を出してくれた。

復路では温かいお茶とカステラのコーヒータイムもあった。

私は寒がりだからか、あたたかいお茶や味噌汁を出してくれるだけで心底ほっこりするんだと知った。

やっぱり屋久島のあったかい飲み物出してくれる文化?好きだ〜〜

だれかと居ること

今回屋久島を再び訪れたのは、本当に私は屋久島が好きなのかな?と確かめるためだった。

前回はいろいろと巡り合わせや運が良かっただけかもしれないし、自分の好きな季節に訪れたから印象が良かっただけかも…?と思ったから。

今回再び縄文杉トレッキングをして、屋久島の自然はやっぱり好き。そして、人を含めて好きなのだと気づいた。

今回一緒に登った方が、私の何気ない一言を面白がってくれたり、隣県に住んでいることも知った。自然の中でありのままの姿でだれかと居ることがとても楽しかった。

屋久島のことは、屋久島の自然だけでは好きにはならなかったかもしれないし、別の場所で同じ人に会っても心は動かなかったと思う。

そういえばお正月に親戚宅に訪れた際、「屋久島のどこがいいの?パワーもらえるの?」と聞かれ、「なんか馴染むんですよね」と答えたのを思い出した。

自然と人、どちらもあるからシナジーが生まれているんだろうな。

春とは違い、静かなオフシーズンの山。でもグループで登るから楽しい。あたたかい。

私にとって「だれかと居ること」が大切なんだと気づいた。だれかと居ることで起こるひとつひとつが楽しい。

思い返せば、コロナ禍で知らず知らずのうちにかなりメンタルをやられていた。人と人がここに居ることの実感や繋がりの不足から、少しずつ少しずつ、世界や自分への漠然とした虚しさが大きくなっていたのだと後から気づいた。

何も不自由はない。

困難な状況の人もいるのに、私は恵まれているのに、何をしても何を頑張っても全てが無意味だと思えた。

生きている実感がない。
だれの役に立っているのか分からない。

反面、いつでも遠くの人と話せるようになったし、いろんなことが便利になった。私の待ち望んでいた未来が来た!とも思った。


コロナ禍があって良かったとは手放しには喜べないけれど、効率化が進んで、疲れるような人と人との繋がり方が減ってきた気がする。

ここはオンライン、ここはオフライン、と選択できるのは自他を守ることであり、人生をより充実させるなぁと思う。

屋久島では、「対面でだれかと居る」と「効率化」のそれぞれの良さが上手く使われていて、居心地が良かった。

ミスチル「GIFT」

縄文杉トレッキングから帰ってきてから、ミスチルの「GIFT」という曲の

君の分まで持つよ
だからそばにいてよ

というフレーズが頭の中で繰り返していた。

翌日になっても頭の中にのこっていた。その時はなぜだか分からなかった。

まだ少ししか消化できてないので別記事で書いてみよう。

屋久杉で箸作り体験

福岡空港行きの飛行機がお昼過ぎなので、ホテルをチェックアウトしてから少し時間がある。

箸作り体験は約1時間とのことで、空港の真横なのもあり、ちょうどよくて申し込んだ。

お店のねこちゃん。近づいても物怖じしない

女性のお店の方が2名、元気にお出迎えしてくださった。

私の名字が変わっているので、予約時に電話越しに苦戦した。まずはそれをめちゃくちゃ謝まってくださった。

よくあることで全然気にしてなかったので、「まず謝りたくて!」という一言に驚きと温かさを感じた。(屋久島の方は、いい思い出を持ち帰ってもらいたいという思いが本当にすごい)

さっきいたねこちゃんが講師の横であたたまりつつ、まずは箸にしたい木を選ぶところから始まった。

ここにめちゃくちゃ時間をかける私。時間に焦る講師。笑(こういうのめちゃくちゃ迷うタイプ)

長い箸は取り箸やお茶席用の箸として使ってもよいとのこと


飛行機の時間をすごく気にしてくれてて、「この後ごはんを食べて飛行機乗られますか?」「お土産見て帰られますか?」など、声をかけていただいてありがたかった。

作り始めると、「写真や動画撮りますので言ってくださいね」と声をかけてもらったり、これもめちゃくちゃありがたかった。一人旅だと自分が映ってないとかよくあるので。

いろいろ触りながら、ちょっと曲がった木を選んでみた
作るのめっちゃ楽しい
楽しそう笑

製作したお箸は木目に沿っているので曲がっているのも味。

普段使う箸はまっすぐの方が使いやすいので、山に登る時とかお祝い、気合を入れたい時など特別な時にだけ使うというのもおすすめだと言われた。

この体験、山登りできない方でも屋久杉を楽しめてすごくおすすめ。削るので、木の中の香りがとっても楽しめる。森とまた違った楽しみ方。

今度は誰かと体験してみたいな〜!

丁寧に包んでもらって完成

社長さんたち

今回の旅では、手違いやタイミングが重なり、社長さん的な立場の方々とお話しすることができた。

共通してたのは、

自分たちで作っていく・リカバリーしていく・課題を解決していく・餅は餅屋・フットワーク激軽・リアルな人との繋がり・気持ちよく過ごしてほしいという願い

みなさんあり方や行動が清々しかった。

ある社長さんは、山が大好きで山の良さを伝えたくて登山人口を増やしたいという願いのもと動いている。

自身も国内海外問わず山に登る。

私が上手く装備できず手間取っていたら、「
これはこうしたら簡単に締まるよ。体にそわせた方が疲れないですよ。」と教えてくれた。

今ここの目の前の人に対し、山の魅力を手取り足取り伝えずにはいられない、願いから動いてる方なんだと感じた。

同じ目線で見てくれている。

社員は何人もいるはずなのに、トラブルが起きたら率先して動く。山に対して嫌な思いをしてもらいたくない、せっかく屋久島に来たのに嫌な思いを持ち帰ってもらいたくない、という思いを感じた。

自分の願いも人の願いも同時に叶えていけるのだ、叶えていっていいのだ。むしろその方がいいと思えた。どの道もきっと大変だけれど、どの道も尊い気がした。

アート

旅のなかで描いた絵をひたすらに載せてみる。

着いてすぐホテルで描いた絵。
旅とは別件でモヤモヤしすぎていたのか、グミを頬張りながら描いた。本当はもっと愛のある絵を描きたかった。気づいたらグミがすっからかんになってた。
赤色は愛、黒はいろんなモヤモヤする出来事(実は一部紫も混じってる)、白はリセットや取り戻していく行動。
(キャンバス/アクリル絵具)
縄文杉トレッキング後ごはんも食べて眠たいなか描いた。無意識領域近い状態の絵。

あえて言葉にするなら、
赤色は、仕事・恋愛など対人への情熱。
紫色は、高貴・個性的・オシャレ・唯一無二。
まるはキレイなまとまり髪。

と書かれている。

顕在意識の私から見ると、
赤と紫は、私の状態がいい時に選びがちな色。
赤は情熱、紫は個性。
ゆらゆらしてたい円形。

結構好きな絵。

上の絵で赤色と紫色をどうしても選びたくなっていたのを思い出した。顕在意識も潜在意識も赤と紫なんだ。合致しているのはとても良いことな気がした。
(クロッキー帳/色鉛筆)
屋久島をイメージした絵。
こちらも眠たい中描いた。
今あえて言葉にするなら、神と大地と澄。
とどこおりがなく居心地のいい感じ。
(クロッキー帳/オイルパステル)
最終日の午前中に描いた絵。
今回感じた屋久島のすべてをぶちこんだ。
前回の旅では自然の素晴らしさに感銘を受けた絵が多かったけれど、これは出会った人と自然が合わさった絵。
屋久島に対するイメージがひろがったんだなぁ。
(クロッキー帳/オイルパステル)
お土産屋さんで見つけた屋久島焼

屋久島で決めたこと

ビジョンなどの方向性はいつもと離れた場所でぼーっと考えるのがいいらしく、旅の中で小さなことでもいいから一つ決めようと思っていた。

これから活躍させたい場所の片付け

直感だけど、部屋の西側と南側、パソコンや書類などがあるあたりを片付けようと決めた。

きっとここは大事な場所になっていく。
本当に直感だけど、やってこう。

この軸だけは大切にする

大切にしたい軸がある。
けれどたまに見失ってしまうことがある。

いつでもこの軸だけは大切にしていこうと、改めて心が引き締まった。

屋久島ありがとう〜!

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